日本vsジャマイカ 試合前日の選手コメント

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 日本代表は9日、試合会場のデンカビッグスワンスタジアムで公式練習を行い、10日のジャマイカ戦に向けて最終調整した。

以下、公式練習後の選手コメント

●FW小林悠(川崎F)

「自分の良さを出すことが一番チームのためになると思う。自分の動き出しの部分は出せているし、パスが来なかったら、その都度、出し手の選手には伝えているので、徐々に自分の良さも出せるようになってきたのかなと思う。やりづらさは感じていない」

―高校の同級生の太田と同時選出されたが?

「やっぱりすごい感慨深いというか、すごいうれしかったし、代表で一緒にボールを蹴ったときに、高校以来だったので、久しぶりの感じがすごくして、懐かしいなというか。すごく懐かしくて、うれしかった。2人で代表に選ばれるということを実現できたのはうれしいけど、これからが勝負だし、代表に残っていくことが一番の目標なので。そこはしっかりアピールして、2人でこれからどんどん試合に絡んでいけたらいいかなと思う。相手を外す動きだったり、動き出しの部分でチャンスにどんどん絡んでいくところは出していきたい」

●MF香川真司(ドルトムント)

「このチームで初めてやる試合だし、また4年後に向けてチームを構築していくためにスタートしないといけない。その意識を持ってやりたい」

―今日の練習ではどんなことを確認した?

「非公開なので何とも言えない。明日、しっかりいいプレーができるようにしたい。試合をやってみないと何とも言えない。明日の試合でどれだけできるかが一つの物差しになると思う」

―監督からはどんな役割を期待されている?

「個人的に何か言われたわけではないけど、攻撃のところでどうやって点を取るのかは常に課題。チャンスを多くつくり出せるように、どう工夫してやるか」

―インサイドハーフではゴールよりチャンスメイクを意識する?

「僕は両方を求めたい」

―普段と違うポジションをやることでプレーの幅が広がることは?

「(クラブと違って)代表は常に集まれる場じゃないし、そういう難しさはあるけど、そのポジションでどこまでできるかが、自分のクオリティーを示すチャンスでもある。自分の良さを出していきたい」

●MF森重真人(F東京)

―監督が森重選手を最終ラインで使うと明言したが、どんなことを意識する?

「(コンビを組むセンターバックに)あまりいろんなことを要求してもうまくいかないと思うし、まずは自分の持ち味を出しつつ、その中でうまくチームとしてまとまっていければ。自分がやるべきことは変わらない。センターバックとしてしっかりやれればいいかなと思う」

―4-3-3のシステムで気を付けることは?

「中盤が3枚なので、ある程度相手に持たれる時間があってもいいと思う。しっかりブロックをつくることができれば、そこから奪ってカウンターというのもある。もちろん、できるだけ高い位置でできたほうが得点につながると思う」

―日本代表に初招集されたのが新潟だったが?

「そのことは忘れていたけど、毎回毎回の招集が試練だし、毎回毎回、代表の試合が試練だと思っている」

●MF細貝萌(ヘルタ・ベルリン)

―アンカーで出場するときは香川をどう生かす?

「数多くボールに触ってリズムをつくる選手。彼ができるだけ高い位置でプレーできたらいいかなと思う。自分がチームでやっているプレーをしっかり出すことが彼らをサポートすることにもなると思う。ボールを奪うところを意識してやりたい」

●DF長友佑都(インテル)

「前回やった戦術や戦い方にプラスアルファで、いろいろな戦術をやれた。短い期間だけど、守備の確認もできたし、どこでボールを取るというか、状況によっては引く場面もあるし、状況によっては前から取りに行く。そういう確認はできた。けど、試合になったら、相手のシステム、相手の動きを含めてすべて変わってくると思うので、そこは臨機応変にピッチにいる選手が主導権を持ってやらないといけない」

―ザッケローニ監督時代と比べて攻守の比重は変わる?

「攻撃守備の比重は変わらない。ザッケローニ監督のときも『右サイドが上がれば左サイドはバランスを取れ』『左サイドにボールがあるときは守備のことを気にせず前に出て行け』と言われていた。アギーレ監督も左サイドにボールがあるときはバランスを取れとは言わないし、上がれるときには行ってくれと言われる。後ろに下がっているだけで、守備をするだけなら僕じゃなくて良い選手がたくさんいる。前へ行ける、帰って来て守備もできるのが自分の特長だと思っているので、出ていけるときはどんどん出て行きたい」

●DF太田宏介(F東京)

「最初、(小林)悠が4月に代表合宿に呼ばれたときに刺激になったし、ちょっとした嫉妬もあった。でもずっと悠の活躍を刺激に頑張ってこれて、同じタイミングで代表に呼ばれたのはやっぱりなんか縁があるなと思う。ただ、選ばれただけでなく、一緒にピッチに立てたらなと思うし、どっちが出ても活躍できたらお互いにうれしいと思うので。欲を言えば2人で出たい。本当に小学生のときから一緒だから、やっとというか。(小林の結婚式で「日本代表のユニフォームを一緒に着よう」という)メッセージカードをもらって2年弱。やっとという感じです。選ばれた次の日に一緒にご飯に行って、『ここからでしょ』という話をした。Jリーグでも結果をお互いに残して、自信がある中での選出なので、自分の中でもタイミングがすごく良いと思うし、コンディション的にも良いので、これで2人で出て活躍できたら先生大喜びじゃないかなと。とりあえず僕は攻撃の選手ではないので、守備のやり方というか、チーム戦術をしっかり守りながら、チャンスがあれば、前に出て行きたいと思うけど、前に前にという気持ちを出し過ぎずに冷静にやれればいいなと思う」

●GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)

「この2試合を自分たち自身も有意義にしないといけないし、結果にこだわりながら自分たちがより良いサッカーを、より進化したサッカーを見せていかないといけない。4年間、前の監督とやっていて、そこはそこで自分たち自身、積み重ねた部分があるし、さらに自分たちが上に行くために、今の監督の下で自分たち自身が新しいことにどれだけチャレンジしていけるかだと思う」

―前回の試合ではミスもあったが?

「こないだ起こったことは起こったことで認めないと先に進めない。でも、自分がミスをして、すべてが終わったわけではない。今までも、これからも自分の気持ちは変わらない。自分自身、またこうして呼んでもらっているし、その限りはチャンスがある。試合に出ても出なくても、日本代表に懸ける気持ちは変わらない。過ぎたことは過ぎたこととして、練習からの一つひとつの積み重ねがピッチに立つことにつながると思う。自分はそれを続けるだけ」

●GK西川周作(浦和)

―ジャマイカの印象は?

「身体能力は間違いなく高いと思うので、相手の攻撃面ではクロスに対してフリーでやらせないとか、球際に強くいくというのをやっていかないと、セカンドボールも拾えないと思う。ジャマイカはリスクマネジメントの面ではおろそかになりがちなので、キーパーからでもチャンスがあれば狙っていきたい」

―どういうところに気をつける?

「Jリーグではなかなか経験できないようなシュートの威力、タイミング、体の強さはあると思うけど、自分が常にいい準備をしておけば、目の前で起きることはそう驚くこともでもないと思う。ボールがないときにいかに集中力を高めるかがポイントになってくる。明日は勝利という形で試合後にみんなで喜べればベストだと思う」

―ザックジャパンのときもなかなか出られなかったが?

「W杯はW杯で自分の中で終わっているので、振り返るというよりは先に進んでいかないといけない。チャンスをもらえたときにいつもどおりのプレーを心がけたいし、特別何かをしようというのはない。自信を持って楽しみたい」

―チャンスが来そうなときはどういう準備をする?

「準備は常にしているし、常に練習で動けているし、頭の整理としては常に冷静でいようと思っている。慌てることなく落ち着いたプレーができれば。そしてチームに貢献できればと思う」

―出場すればザンビア戦以来になるが?

「サッカー面の努力はしなければいけないけど、それ以外のところでもコツコツと努力しないと報われないと思ったので、ザンビア戦は一生忘れない試合になると思うし、あの試合があったからこそJリーグで結果を残し続けているというのもある。あの経験を無駄にしないように、新たなスタートをいい形で切りたい」

(取材・文 西山紘平、折戸岳彦)