美しきカスタムバイク:日本人ビルダーに託されたBMW「R nineT」

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BMWが世に送り出したバイク「R nineT」は、そのカスタマイズ性の高さから、新しいファンの獲得の要ともされている。BMWは4台のR nineTを、4人の日本人バイクビルダーたちに託した。

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BMWのバイクは長い間、白髪交じりの通勤ライダーや勇猛果敢な冒険者特有の乗り物と思われていた。素晴らしいスーパーバイクやクルーザーなども発表していたが、典型的なビーマー[Beemer:BMW製のバイク]とは、「R1200GS」のような単車を指すものだった。

もちろん、これはこれで何ら問題はない。しかし、BMWがこのたび発表した「R nineT」には興奮を隠しきれなかった。バイエルンからの、しばらくぶり、いや、初の、いまだかつてないほどの魅力に満ちたバイクだと言える。

称賛すべきは、入れ墨の入ったチョッパー推進派のスイス人、BMWのバイク設計部長であるオーラ・ステネガルドだ。彼のチームは逞しく、かつレトロなスタイルのネイキッドバイクを設計し、BMWの今後のビジネス成長に必要不可欠な若年層の購入者をターゲットとした。

R nineTはBMW特有のパーツ(ボクサーツインやパラレバーシャフトドライブ)をバランスよく仕上げていながら、近代的でスタイリッシュな風格を漂わせている。

BMWはドゥカティ、トライアンフやボネビル、モトグッチV7などがしっかりと根を張っていたテリトリーに、自らの旗を立てたのだ。そしてそれらのバイク同様、R nineTはそのままの姿でも目を見張るようなルックスをしている。が、やはりその美しさはカスタムへの可能性にあるだろう。

後部座席は取り外しが可能で、エキゾーストの位置も調整できる。リアサブフレームは8つのボルトのみで取り付けられているので、バイクを素早く、コンパクトなカフェレーサーからハイウェイクルーザーに変身させられる。

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2/10“開封されたばかり”のR nineTは、独特のボクサーエンジンとシャフトドライブシステムを搭載している。

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3/10<strong>HIDE「モーターサイクル・ボクサー」</strong>/富樫 秀哉は主にハーレーのスポーツスターを手掛けているが、チョッパーの美しいスタイルをあえて排しクラシックなレーシングバイクを表現。前面にあるフェアリングは1970年代のGPモーターサイクルから採用した。

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4/10手打ちのアルミが、荒々しい光沢を残している。削り出しの鉄部分は、意図的に「不完全さ」を表現している。ビルダーたちはこの部分を成形材で覆い、下地をやすりで磨いていく。このバイクの燃料タンクひとつを完成させるのに1カ月をかけたという。

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5/10<strong>Brat Style「サイクロン」</strong>/高嶺剛の「サイクロン」は、「トレーサー」バイク──そぎ落とされたシートとリア・フロント部分、シンプルな涙型のタンク──を彷彿させる。BMWの1170ccの大型モーターや幅広く高いハンドルバー、そして細いホイールスポーク…。しかしそのデザインは、往来のブルドッグ体型ではなく、しなやかで機敏な動きを表現している。

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6/10高嶺は、ノスタルジックさを真に表現するために、一般的なアップライトのフォークを取り付け、ABSを引っこ抜き、古き良きドラムブレーキをフロントホイールに取り付けた。

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7/10<strong>チェリーカンパニー「ハイウェイファイター」</strong>/黒須嘉一郎は何年もカスタムバイクショーで賞を総なめにしている。彼はアグレッシヴなビーマーをデザインした。R nineTの既存フォークを残しつつ、フロント部分を2インチ下げ、黒く塗装している。フロントホイールは若干大き目の18インチに交換し、逆にリアは16インチにサイズダウンした。

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8/10「ハイウェイファイター」においてそのエキゾーストは、後輪の真正面から出ている。改造されたボディは手打ちアルミで出来ている。スポークのないホイールは非常に良く、剛毅なレーサータイプのフロント部分に映画『トロン』のようなデザインが光る。

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9/10<strong>46Works「クラブマンレーサー」</strong>/中嶋志朗には、ビーマーやモトグッチを制作してきた経歴がある。彼の手にかかればR nineTは美しく仕上げられ、総重量から29塒召蠅盞變眠修気譴拭

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10/10ハンドメイドのチタン製エキゾーストを追加したほか、中嶋は標準装備のABSを取り除きレーサー模様の塗装を施した。他の3人同様、彼はアルミのボディを手で形づくり、シートとタンクはすべて一からつくり上げた。

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BMW Motorrad設計部長のオーラ・ステネガルド氏とビルダーたち。カスタムされた「R nineT」をステネガルド氏が眺める。

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“開封されたばかり”のR nineTは、独特のボクサーエンジンとシャフトドライブシステムを搭載している。

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<strong>HIDE「モーターサイクル・ボクサー」</strong>/富樫 秀哉は主にハーレーのスポーツスターを手掛けているが、チョッパーの美しいスタイルをあえて排しクラシックなレーシングバイクを表現。前面にあるフェアリングは1970年代のGPモーターサイクルから採用した。

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手打ちのアルミが、荒々しい光沢を残している。削り出しの鉄部分は、意図的に「不完全さ」を表現している。ビルダーたちはこの部分を成形材で覆い、下地をやすりで磨いていく。このバイクの燃料タンクひとつを完成させるのに1カ月をかけたという。

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<strong>Brat Style「サイクロン」</strong>/高嶺剛の「サイクロン」は、「トレーサー」バイク──そぎ落とされたシートとリア・フロント部分、シンプルな涙型のタンク──を彷彿させる。BMWの1170ccの大型モーターや幅広く高いハンドルバー、そして細いホイールスポーク…。しかしそのデザインは、往来のブルドッグ体型ではなく、しなやかで機敏な動きを表現している。

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高嶺は、ノスタルジックさを真に表現するために、一般的なアップライトのフォークを取り付け、ABSを引っこ抜き、古き良きドラムブレーキをフロントホイールに取り付けた。

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<strong>チェリーカンパニー「ハイウェイファイター」</strong>/黒須嘉一郎は何年もカスタムバイクショーで賞を総なめにしている。彼はアグレッシヴなビーマーをデザインした。R nineTの既存フォークを残しつつ、フロント部分を2インチ下げ、黒く塗装している。フロントホイールは若干大き目の18インチに交換し、逆にリアは16インチにサイズダウンした。

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「ハイウェイファイター」においてそのエキゾーストは、後輪の真正面から出ている。改造されたボディは手打ちアルミで出来ている。スポークのないホイールは非常に良く、剛毅なレーサータイプのフロント部分に映画『トロン』のようなデザインが光る。

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<strong>46Works「クラブマンレーサー」</strong>/中嶋志朗には、ビーマーやモトグッチを制作してきた経歴がある。彼の手にかかればR nineTは美しく仕上げられ、総重量から29塒召蠅盞變眠修気譴拭

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ハンドメイドのチタン製エキゾーストを追加したほか、中嶋は標準装備のABSを取り除きレーサー模様の塗装を施した。他の3人同様、彼はアルミのボディを手で形づくり、シートとタンクはすべて一からつくり上げた。

もちろん、14,900ドルという価格は若年ライダーにとって少々手が届きづらいかもしれない。だが、R nineTが集める注目は、ブランドの土台を拡げるものだ。

R nineTが美的感覚の高い若者市場にどこまで通用するのだろうか。BMWは、4台のR nineTを4人の異なる日本人バイクビルダーに託した。チェリーズカンパニーの黒須嘉一郎、Brat Styleの高嶺剛、46 worksの中嶋志朗、そしてHIDE モーターサイクルの富樫秀哉である。彼らには、ユニークなバイクをつくるために6カ月の期間が与えられた。

なぜ日本を選んだのかと言う問いに対して、ステネガルドは「日本市場に手を伸ばしていくことは、明確に決まっていました」と答えた。「彼らは常に、われわれとnineTにとって、大きなインスピレーションを与えてくれる存在です。日本人は『物を買う』ことをせず、何でも自分でつくってしまうみたいで、しかもその技術レベルといったら、驚嘆するばかりでした!」。

ちなみに自身が手がけたバイクがカスタムされた様子を目にした際、ステネガルドはこう反応している。

「素晴らしい。素晴らしいを通り越しているよ! 驚きのあまりひざまずいてしまいそうだ!」。

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