日本代表、復帰の香川をめぐって新たな化学反応なるか

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 MF香川真司が、ブラジル・ワールドカップ以来の日本代表復帰を果たした。大舞台から約3か月半。8日には、前体制から引き続いて背番号「10」を背負うことが発表された。

 先月の2試合は負傷により招集外だったことで、ハビエル・アギーレ新体制への参加は今回が初となる。所属するドルトムントでの主戦場はトップ下だが、指揮官は4−3−3のインサイドハーフで起用する意向。自身は「ポジションが変われば順応するのに苦労するところはある」と語るが、周囲は心配よりも信頼を口にする。

 新体制では1トップ起用の可能性が高まるFW岡崎慎司は、「長いボールも蹴れるし、キープもできるし、上がってきて点も取れるという意味では、なんでもできる選手」と香川を評する。前体制ではともにサイドを任されていたが、新体制では前後関係に回る見込みとあって、「自分が前にいたらパスを待てることもできるし、ワンツーを狙ったりもできるし、本当に心強い」と期待を寄せる。

 初顔合わせとなるFW武藤嘉紀も、「やっぱり、上手いです。全部が本当にトップレベル」と舌を巻く。もちろん、「タッチの質だったり、切り替えしだったりは、本当に見習わないといけない」という礼賛ばかりでなく、3トップの左サイドとインサイドハーフという関係性から、「取った後に少ないタッチでパス交換をしたり、細かいところで崩していくということは意識してやっていきたい」とイメージを膨らませる。

 新体制となってメンバーもスタッフも変わったことで、香川も合宿初日に「新鮮な部分はある」と語った。「試合でどこまでできるかを今は試してみたい」という言葉通り、10日のジャマイカ代表戦では、新体制での初勝利とともに背番号「10」をめぐる新たな化学反応が見られるか。