日本全国で皆既月食が観測されるのは3年ぶりだ(2014年10月8日20時20分撮影)

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満月が地球の影に入る皆既月食が2014年10月8日夜、沖縄県の一部をのぞく全国各地で観測された。皆既月食を全国で観測できるのは11年12月以来3年ぶり。東京都港区の六本木ヒルズ森タワーの屋上展望台「スカイデッキ」でも観測会が開かれ、約800人が天体ショーを楽しんだ。

皆既月食の間は赤黒い「赤銅(しゃくどう)色」に

東京では月は18時14分に欠け始め、19時24分から20時24分まで約1時間、地球が太陽と月の間に収まる「皆既月食」の状態が続いた。月食で満月が地球の影に隠れるといっても、月が真っ暗になって見えなくなるのではなく、「赤銅(しゃくどう)色」と呼ばれる赤黒い色に変化した。太陽の光が地球の近くを通る際、大気がレンズの役割を果たして屈折し、波長の長い赤い光だけが月まで届くためだ。大気中のちりの量にも月の色は左右される。ちりが少ないと光が多く大気を通過するため明るいオレンジ色になり、多いと黒っぽくなるとされる。

次に国内で皆既月食が観測されるのは15年4月4日の予定だ。