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3日には放送直前を記念したイベントが秋葉原で開催され、主人公の相棒となるマシン「トライドロン」や、変身ベルト「DX ドライブドライバー」がお披露目となった。今年の年末商戦を賑わせそうな変身ベルト、いったいどんな玩具に仕上がっているのか。子どもの頃に見て以来、久しく仮面ライダーに触れてなかった筆者が、最新の仮面ライダーグッズに触れてみた。

東京・秋葉原。駅を出てすぐのイベントスペース・ベルサール秋葉原の1階に、仮面ライダーシリーズ最新作となる『仮面ライダードライブ』のグッズが展示されていた。今回の本命は変身ベルトの『DX ドライブドライバー』だが、それよりも先に目に飛び込んできたのは脇にデンと鎮座する赤くてド派手なクルマである。

そう、これこそが仮面ライダードライブが駆るマシン「トライドロン」だ。「バイクではなくクルマって、それもう"仮面ライダー"じゃなくて"仮面ドライバー"じゃん」とネットで総ツッコミを受けていたが、こうして実物を見ると悪くない。というか、かっこいい。運転席までしっかり作りこまれていて、フロントやサイドの細かい部分もかなりこだわり抜かれている。『仮面ライダードライブ』の主人公は刑事ということで、このトライドロンもどこかパトカーを思わせるランプを装備しているようだ。

そういえば、筆者は仮面ライダーシリーズを『仮面ライダーBLACK RX』あたりまでしか見ておらず、いわゆる「平成ライダー」はスルーしていたのだけど、たしかBLACK RXも名前がかなり近い「ライドロン」という車に乗っていた。他にも『仮面ライダー電王』は電車にも乗っていたというし、そう考えると『仮面ライダードライブ』も面白ければ大いにありなんじゃないか。もっとも、バイクに一切乗らず「クルマだけ」の仮面ライダーはドライブが初っぽいのだけど。

さて、仮面ライダーといえば変身ベルトだ。放送がこの時期ということは、明らかに年末商戦を見込んだ玩具であり、親御さんも今からクリスマスが大変ですね……とはイベントに登壇したタレント・土田晃之の弁である。

個人的にも仮面ライダーの変身シーンは子供の頃からよく真似をしていた(初期ライダーの変身ポーズは今でも完璧に覚えている)だけに、"今どきのライダー"の変身がどうなっているのかは気になるところ。この30年で仮面ライダーの変身はどれくらい進化したのか。

ということで、会場に設置されていた変身ベルト『DX ドライブドライバー』をドキドキしながら触ってみた。

こちらが変身ベルト『DX ドライブドライバー』だ。昔に比べるとかなり派手になった気がするが、ゴツゴツしたデザインは素直にかっこいい。男心をくすぐられる造形は昔と変わらない。

もう一つのアイテムが『DX ドライブドライバー』に同梱される『シフトブレス』だ。これを腕につけ、ベルトを腰に巻いたら変身の準備は完了である(ちなみに今回は設置したままで操作している)。

まずはドライブドライバーのサイドに付いているキーをガチャっと回す。このキーはもちろん、クルマのキーを模していて、回し心地もそれっぽく作ってあるのは感心。子どもがクルマに興味を持っても、まさか本物のキーをいじらせるわけにはいかないから、そんなときはこっちを触らせると良いかも。

キーを回したら、今度は『シフトブレス』に『シフトカー』をセットする。シフトカーというのは手のひらサイズの「ミニカー」のようなもの。これのリア側をくるっと回転させて、シフトブレスにスライドさせるようにしてセットするのだ。

なぜリア側を回転させるのかというと、単にかっこいいからというだけでなく、回転することでそれまでまっすぐだった『シフトカー』の車体に傾斜がつき、握りやすくなるから。そう、実はこの『シフトカー』、『シフトブレス』にセットした後はクルマのシフトレバーを模したレバーになるのである。これは、本当によく考えられている。『仮面ライダードライブ』なんだから変身にもクルマを取り入れようというのは誰もが考えることだけど、ミニカーをセットして変形させることでシフトレバーにしようという発想は、ちょっとなかなか出るもんじゃない。

おまけにこのシフトカーを変形させる回転の操作がまた、触っていて気持よくできているのだ。言葉で説明するのは難しいのだけど、回転部分に適度な勢いがあって、ある程度回すと吸い込まれるようにガチャっと切り替わる。ガラケーの折れる部分みたいな感じ。この操作感はクセになる。思わず変形だけを何度もやってしまったほどです。

しかし、「変身ベルト」のすごいところはこれからである。『シフトカー』をセットしたら、レバーを操作するように手で持ってガチャガチャと動かす。すると『シフトブレス』と『ドライブドライバー』が赤外線で通信し、『ドライブドライバー』側のディスプレイにLEDが点灯。表示がさまざまに変化しながら、「ドライブ!」「タイプスピード!」と声が出るのである。いやー、これは楽しい。キーを回して、『シフトカー』を変形させて、シフトブレスにセット、レバーをガチャっとやると「タイプスピード!」。一連の流れがまさにクルマの発進そのものなのだ。クルマ好きの子どもにはたまらないだろうなぁ……これはバイクとはまた違った良さがある。

さらに、もう一つのシフトカーと入れ替えると、また違った変化が楽しめるのもポイント。オレンジのシフトカーを同じように変形させてセットし、ガチャっとやると――LEDが燃える炎の形に変わり、「タイヤコウカーン!」「マックスフレア!」と叫ぶのだ。劇中ではこれで仮面ライダードライブの形態が変わり、パワーアップするわけ。いやほんと、ガチャガチャやっているだけで楽しい。なんだろうね、この気持ちよさ。男の子の中にはメカに反応するDNAでも入っているんじゃないか。

最後にもう一度ベルトのキーを回し、シフトブレスの脇にあるボタンを押すと、ベルト側のLEDの表情がさまざまに変化する。怒りや痛み、哀しみや喜びといった表情が読み取れて、まさに友だちや相棒といったところ。子どもの良き遊び相手になることは間違いないだろう。

筆者はもう大人になってしまったので、こういうギミックを見るたびに「よくできてるなぁ」とちょっと上から目線で感心してしまうのだけど、だとしても思わず童心に戻ってワクワクしてしまう楽しさが『DX ドライブドライバー』にはあった。特にクルマの発進を変身のギミックにうまく落とし込んだところはお見事! 単なる再現ではなく、手触りや操作感に至るまでしっかりと作りこまれたこだわりは、十分大人も満足させるものだと思う。

子どものために買ってあげたお父さんが、つい自分でもシフトカーをセットしてガチャガチャやっている姿が目に浮かぶようだ。

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(山田井ユウキ)