新潟で代表デビューの西と酒井、新潟で右SB争う

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 日本代表の新潟合宿が2日目を迎え、右サイドバックのポジションで新たな競争が始まっている。これまで日本代表の右サイドバックを担ってきたDF内田篤人とDF酒井宏樹が不在の中、7日に行われたクロスからのシュート練習ではDF西大伍(鹿島)とDF酒井高徳(シュツットガルト)が右サイドからのクロス役を務めた。

 右サイドからクロスを上げていたのは西、酒井のほか、右ウイング候補のFW本田圭佑、FW小林悠、右インサイドハーフ候補のMF柴崎岳、MF森岡亮太。左サイドからのクロス役は左ウイング候補のFW柿谷曜一朗、FW武藤嘉紀、左インサイドハーフ候補のMF香川真司、MF田中順也、左サイドバック候補のDF長友佑都、DF太田宏介の6人だった。

 長友はクラブで右サイドに入っており、左右どちらでもプレーできるが、10日のジャマイカ戦(デンカS)では西、酒井のどちらかが右サイドバックで先発する可能性が高い。11年6月のキリン杯以来、約3年4か月ぶりの代表復帰となった西は「そこ(クロス)は自分の持ち味の一つでもあるので」と、練習から正確なクロスでアピールした。

 日本代表デビューとなった11年6月1日のペルー戦以来、代表2キャップ目となる出場を目指す西。ペルー戦も舞台はデンカビッグスワンスタジアムだった。2010年は札幌からの期限付き移籍で新潟に所属。1シーズンだけのプレーだったが、今合宿中もスタンドからたびたび声援を受け、「『お帰り』って声をかけられるのはうれしい」と笑顔を見せた。

 何かと新潟に縁のある西だが、ポジションを争う酒井は新潟県出身で、新潟ユースからトップチームに昇格し、13年1月にシュツットガルトに移籍するまでプレーした“生え抜き選手”だ。西と同様に、酒井のA代表デビューも12年9月6日に新潟で行われたUAE戦だった。

「新潟でいろんな人にお世話になって、自分はここまで来た。新潟に恩を感じているし、普段は海外でプレーしているので、自分の成長した姿を新潟で見てもらう機会があるのはうれしい」と、ジャマイカ戦出場を熱望する酒井。新潟で右サイドバックのポジションをつかみ取るのはどちらか。

(取材・文 西山紘平)