起きているときの集中力向上も実証:睡眠改善アプリ「Sleepio」

写真拡大

認知行動療法に基づいて睡眠障害を改善させるアプリ「Sleepio」。56%早く眠りにつくことができ、夜間の目覚めは63%減少したという。

「起きているときの集中力向上も実証:睡眠改善アプリ「Sleepio」」の写真・リンク付きの記事はこちら

不眠症などの睡眠障害に苦しむ人たちを対象にしたデジタル睡眠促進プログラム「Sleepio」が、9月17日(現地時間)にリリースされた。アップルの「iOS 8」に健康管理アプリ「HealthKit」が組み込まれたのに合わせたタイミングだ。

Sleepioは、プラシーボ効果が制御された無作為臨床実験において、長期間にわたって睡眠障害を患っている人に対し、認知行動療法と等しい効果を示したという。Sleepioの創設者であるオックスフォード大学ナフィールド臨床神経科学部のコリン・エスピー教授が率いるチームは、総体的に見てSleepioは、睡眠障害を管理するのに非常に有効であるとの結論を出している。

同チームが行った調査の結果では、Sleepioユーザーは56%早く眠りにつくことができ、夜間の目覚めは63%減少し、日中の活力と集中力は58%上昇した。この中で、薬剤は一切使用されていない。

Sleepioプログラムの共同創設者ピーター・ヘイムズによると、薬剤は睡眠障害を訴える患者に対して、多くの医師が指示する主要な療法だという(これは同氏の個人的な体験でもある)。同氏はエスピー教授が執筆した本を知り、その中で紹介されていた方法を試したところ、わずか6週間以内に不眠症から解消され、熟睡できるようになった。そのため、Sleepioをつくろうと考えたという。

Sleepioでは、「パターン化された思考」や認知行動療法のテクニックを利用して、睡眠の妨げとなる思考(将来に関する思考や不安など)から、睡眠へと誘うような、とりとめのない、重要ではない思考へと焦点をシフトすることを目指している。

TAG

AppsHealthSleepWiredUK

Sleepioを使う際には、まず、「夜に起きてしまう」から完全な不眠症まで、現在の睡眠問題に関する評価が行われる。その後、「Help Me Now」ボタンを押すと、親しみやすいアニメキャラクターの「The Prof」(教授)と、ナルコレプシー患者でもある彼の犬「パブロフ」が、コースにおける進歩状況に応じて、個人向けのアドヴァイスを提供してくれる。

The Profは、軽快なスコットランドなまりで、睡眠に関する心配をなだめてくれたり、臨床的に効果が証明されたエクササイズを指示したりしてくれる(The Profには、端末に保存されたスケジュールから、より総合的な睡眠データが提供されている)。

12週間の長期睡眠改善プログラムは、7週間の無料お試し期間が付いて、価格は99ドル。1週間ごとの価格は14.99ドルとなっている。

Sleepioプログラムは、HealthKitへ組み込まれた以外にも、睡眠パターンをより簡単に記録するために、「Jawbone UP」といったウェラブルな生活トラッキング機器と同期させることも可能だ。

TAG

AppsHealthSleepWiredUK