アギーレ監督が求める理想のアンカー像、細貝と森重が争う

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 日本代表合宿初日となった6日の練習後、ハビエル・アギーレ監督が報道陣の取材に応じ、理想のアンカー像を語った。4-3-3を基本布陣とするアギーレジャパンにおいて重要なポジションとなる中盤のアンカー。指揮官はその役割をこなす条件として「いいボールを供給できる選手。長いボールを蹴れる選手。空中戦に強い選手。バックラインまで下がって5バックの形をつくることができる選手」を挙げた。

 9月の代表戦では、本職はCBのMF森重真人(F東京)を2試合ともアンカーで先発起用した。1日のメンバー発表会見では「ボールを持ったときは3-4-3という形になる。そのとき、森重の存在が重要になる。彼の空中戦での強さ、フィジカル的な強さを生かしたいと思っている。ボールを持ったときの質の高さも生かしたい」と言及。森重への期待を語るとともに、「細貝が彼のチーム内でのライバルになる」と、森重とともにMF細貝萌(ヘルタ・ベルリン)がアンカー候補であることを明言した。

 9月の2試合ではインサイドハーフを務めた細貝だが、アギーレ監督はこの日、「戦って相手からボールを奪うことができるし、そこからいいボールを供給することができる」と、アンカーとして十二分に役割を果たせると強調。「キーパーとセンターフォワードとアンカーが重要」。その3つのポジションの一つが、4-2-3-1をベースとしたザックジャパンにはなかったアンカーのポジションになる。

 細貝は「インサイドハーフよりもアンカーのほうが、普段チームでやっているポジションに近い。クラブでもアンカーでプレーすることはあるし、チームのプレーに近い形でできる」と、その習得に自信を見せる。「前回もアンカーで練習して、試合ではインサイドハーフだった。両方できるように準備しないといけないし、前回よりも(いいプレーが)できないといけない」と意欲的に話していた。

(取材・文 西山紘平)