アギーレ監督が見守る中、W杯出場逃した細貝とハーフナーが特別練習

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 新体制初陣となった9月2連戦は1分1敗に終わったアギーレジャパン。初勝利の期待がかかる10月2連戦(10日ジャマイカ戦、14日ブラジル戦)に向けた強化合宿が6日、新潟市内でスタートした。しかし台風18号の影響により大雨・強風という厳しい気象条件の影響で、本田圭佑(ミラン)、長友佑都(インテル)、田中順也(スポルティング・リスボン)、田口泰士(名古屋グランパス)の4人が練習に間に合わなかった。結局、7日合流予定の川島永嗣(スタンダール・リエージュ)、岡崎慎司(マインツ)を含めた合計6人が欠席。初日は17人で1時間15分程度のトレーニングを消化した。

 香川真司(ドルトムント)は2014年ブラジル・ワールドカップ以来の代表合流。サッカーバレーで、同じインサイドハーフの候補者である柴崎岳(鹿島アントラーズ)、森岡亮太(ヴィッセル神戸)と同じグループに入り、意欲的にボールを追いかけていた。「今の真司はポジティブな雰囲気がある」と西川周作(浦和レッズ)も前向きに話していたが、ドルトムント移籍後、コンスタントに試合に出場していることで、本来の自信を取り戻しつつあるのだろう。4−3−3のインサイドハーフで彼がどのような動きを見せるのか。そこはこの10月2連戦の大きな注目点の1つと言える。

 この日練習後には、アギーレ監督が見守る中、ハーフナー・マイク(コルドバ)と細貝萌(ヘルタ・ベルリン)が特別練習を実施した。ハーフナーはゴール前でのクサビの受け方、マークの外し方の確認、細貝はアンカーの位置でボールを受けた後のパス出しを再三繰り返していた。

 ハーフナーは「この前の試合に出ていないので、みんなよりちょっと体を動かしただけ。1トップへの要求はまだ合流したばかりで分からない」とコメントしていたが、日本人離れした長身という大きな武器を持つ彼に対する指揮官の期待が大きいことの表れだろう。細貝にしても「アンカーのポジションを完全にこなせると考えている。狙ってボールを奪うことができ、そこからいい配球ができる」と絶賛。今回は吉田麻也(サウサンプトン)が離脱し、森重真人(FC東京)が最終ラインに下がる可能性が高いだけに、細貝が重要なアンカーを2試合続けて務めることになりそうだ。本人も「ジャマイカもブラジルも自分たちより格上。うまくスペースを消しながらやらないといけない。どれだけ辛抱強くついていけるかが重要になる」と強調。ヴォルフスブルク戦でボールを保持されても粘って勝利につなげてきた経験を遺憾なく発揮する構えだ。

 アルベルト・ザッケローニ前監督には最終的に代表メンバーから外され、ブラジル大会の舞台には立てなかったハーフナーと細貝。彼らの逆襲が今回の2連戦のカギになりそうだ。

文=元川悦子