ディズニーアニメに出てくるヒロインに母親がいないワケ

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ディズニー映画の中でプリンセスストーリーを観ていると、パターン化した共通点があることに気付きます。リトルマーメイドのアリエルやアラジンのジャスミン、美女と野獣のベルには…母親がいない!グリム童話やアンデルセン童話がベースになっているものもありますが、ウォルト・ディズニーはそれらの中からなぜ母親がいないという特定の物語を選んだのでしょう?

ディズニー映画のプロデューサーであるドン・ハーンは、最近のグラマー誌のインタビューでこう語っています。

「ヒロインに母親がいないのには2つの理由が考えられます。一つは実用的な理由で、一つの映画の長さは80〜90分、その中で、ストーリーはヒロインが成長してからのものがメインなのです。ストーリーを早く展開するために、母親がいない環境の元で、精神的な成長を早める必要があるわけです。」

そして、もう一つの理由は、今まで語られてこなかった悲劇によるものだったのです。
1940年代初頭に、ウォルト・ディズニーは両親のために家を購入しました。ところが、暖炉が壊れていたので、修理屋に修理をしてもらってから、両親はその家に住み始めました。その直後、暖炉のガスが漏れたことが原因で、母親が亡くなったのです。

「ウォルトはこの話を決してしたがらなかったし、誰も触れたことのない話なんですよ。私は心理学者ではないので確かではないですが、彼の母親の死が、その後の作品に影響を与えていたのかもしれない。ファンタジアやダンボ、ピノキオ、バンビ、白雪姫のように。」とハーン。

The reason Disney princesses don’t have mums
http://www.dolly.com.au/celeb-news/entertainment/2014/9/the-reason-disney-princesses-dont-have-mums/

Why Most Disney Heroines Don’t Have Mothers and So Many More Secrets From the Disney Archives
http://www.glamour.com/entertainment/blogs/obsessed/2014/09/disney-secrets-beauty-and-the-beast