神奈川の大池佑来は勝率6.80をあげ、今期初めてA1級に駆け上った。それまで6期連続A2級を続けてきただけに、このA1級昇格で肩の荷が下りたのだろう。新期5月からの成績は今期を上回り、9月20日まで計104走して1着37本、2着22本。2連対率56.7%、勝率7.15の快進撃である。この勝率は現在、1600人のボートレーサーのうち第81位にランクされている。

 実力をつけたのは、地元江戸川のレースにもはっきり表れていた。例えば8月18日第5R、大池は風速5メートルの追い風が吹き、10センチの白波が立つ悪コンディションの中、4コースから大西賢を差し切り、濱野谷憲吾らの猛追撃を振り切って1着を獲った。そして8月20日第4R、風速7メートルの追い風、波高5センチの状況下、長田頼宗らを相手に一気の逃げを決めた。配当は3連単2030円、5260円だったが、あの2つの旋回は強烈に印象に残った。

 10月4日【土】〜9日【木】に開催されるGII「江戸川MB大賞」は、毒島誠、新田雄史、峰竜太、赤岩善生、石渡鉄兵、さらに篠崎元志・仁志らが参戦する超豪華布陣である。だが、江戸川が舞台なら狙いは大池。急成長の跡を見せてバック水面に躍り出ると、今度の配当はタダでは済まない。

 なお、大池の次走地は10月16日〜21日の「桐生一般戦」となっている。

◆ボートレース評論家・水上 周

◆アサヒ芸能9/30発売(10/9号)より