ジョージ・クルーニーの結婚式、そこまでやるか!?の秘密主義
 ジョージ・クルーニー(53歳)が9月27日(土)にベネチアで結婚式を挙げ、「独身貴族」の看板を完全に下ろすこととなりました。お相手はレバノン出身の人権派弁護士、 アマル・アラムディン(36歳)。“才色兼備”を地で行く、アン・ハサウェイ似の知的美人です。

 水の都ベネチアを舞台に、式前日のパーティから婚姻届け提出まで、4日間に渡って繰り広げられたジョージの結婚劇場。セレブを乗せて運河を行ったり来たりするボートの映像や写真は、すでに日本のみなさんの元にも届いていることと思います。

◆トップシークレットの結婚式

 この挙式、米ファッション誌『Vogue』とゴシップ誌『People』が独占取材権を持っていて、徹底した秘密主義のもとで行われました。

 そのため、結婚式が行われた週末に私たちが見ることができたのは、超望遠のカメラで撮られた写真ばかり。ゴシップ各誌は、カメラに向かってご機嫌に手を振るジョージの写真と共に、関係者から漏れ伝わって来る断片的な情報でお茶を濁すしか術がなかったのです。

「The Guardian」(9月29日)は、「パパラッチを遠ざけるにはベネチアはうってつけの場所。ジョージはさながら『オーシャンズ11』の1シーンのようにボートで動き回り、パパラッチをかく乱していた」と報じています。

 30日の早朝になってようやく『People』がネット上で挙式の写真をアップ。一方、『Vogue』は事前にアマルのウエディングドレス姿でのスタジオ撮影を行っていて、特集記事の準備はばっちり。

『Vogue』の編集長といえば、映画『プラダを来た悪魔』に登場する鬼編集長のモデルとなったアナ・ウィンター(64歳)。自身も、マット・デーモンやU2のボノ、シンディ・クロフォードなどのセレブに混じって挙式に参列し 、特ダネ泥棒がいないか周囲に目を光らせていたそうですよ。

◆ジョージvs. パパラッチ、因縁の戦い

 この挙式がトップシークレットだったと言われているのには、ジョージが用意した「式場でのルール」も理由のひとつにあるようです。

「TMZ」(9月28日)によると、列席者は携帯電話をホテルに置いてくるか、もしくは式場の受付で預けるよう指示されており、その替わりに式場ではプリペイド式携帯とデジタルカメラが付与されたのだとか。

 それぞれの携帯とカメラには、トラッキング出来るようコード番号があらかじめ設定されていて、もし写真が流出した場合には、すぐに“犯人探し”ができるという仕組みになっていたそうです。

 厳戒態勢の背景には、高額で独占取材権を得た各誌への配慮はもちろん、これまでアマルとの関係について、あることないこと書いて来たゴシップ誌にうんざりしているジョージの強い思いもあるのでしょう。

 実際、7月には「宗教上の理由で、アマルの母親が二人の結婚に反対している」とガセネタを流したタブロイド紙「Daily Mail」に対して、「USA Today」(7月9日)に反論記事を掲載することで制裁を下したジョージ。

 問題の記事は既に削除されていますが、その怒りは未だに収まっていないのかも? 終始笑顔のジョージでしたが、ボートの後ろをつきまとうパパラッチ軍団に、内心では舌を出していたのかもしれません。

 ちなみに独占取材で得たお金は、全額チャリティに寄付されるとのこと。さすが我らがジョージ! そんな理由でなら、挙式写真を出し惜しみされるくらい屁でもないってもんです。

Source:
The Guardian(http://bit.ly/1yxAMwL)
People(http://bit.ly/YKsPn8)
TMZ(http://bit.ly/1u5ay0x)
USA Today(http://usat.ly/1mfdMey)

<TEXT/橘エコ PHOTO/Getty Images>

【橘 エコ(たちばな えこ)】
アメリカ在住のアラフォー・ブロガー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。大学事務と米大手スーパーマーケット勤務の二足のわらじを履いてアメリカカルチャーの裏側を探る、自称アメカジスパイ。ハリウッド最新映画レビューや ゴシップ情報などのほか、アメリカ女子を定点観測してはその実情をブログで発信中。WEBマガジン「milkik」では「アメかじシネマ」「愉快なアメリカ女子」を連載中(http://milkik.com/)