中国メディアの環球網は30日、米アップル社の最新スマートフォン「iPhone 6」について、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が「iPhone 5と同じじゃないか」と批判したことを伝えた。(イメージ写真提供:(C)manaemedia/123RF.COM)

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 中国メディアの環球網は9月30日、米アップル社の最新スマートフォン「iPhone 6」について、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が「iPhone 5と同じじゃないか」と批判したことを伝えた。

 記事は、「トルコのエルドアン大統領はソーシャルメディアやモバイルを好んでいないとして知られる」と紹介したうえで、フランスの通信社「AFP通信」の報道を引用し、エルドアン大統領がトルコ国内における「iPhone 6ブームを冷まそうとした」と伝えた。

 続けて、エルドアン大統領が「アップルは毎年のように新製品を発表するが、iPhone 6は旧モデルとほとんど変わらない」と発言したことを伝えた。また、エルドアン大統領はトルコがiPhone 6を輸入することに反対したとし、「iPhoneは米国経済のエンジンの1つであり、トルコには自国産の携帯電話が必要だ」と主張したことを紹介した。

 エルドアン大統領の一連の発言について、中国の簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)での反応を見てみると、「国産品を“支持する姿勢”を支持する」、「気骨のある大統領だ」など、「トルコには自国産の携帯電話が必要」とのエルドアン大統領の発言を支持する声が多く寄せられていた。

 中国では華為(ファーウェイ)や小米(シャオミ)など、自国のスマートフォンメーカーが急成長を続けているためか、「中国人はiPhoneではなく、華為や小米を買うべき」といった声も多く、中国人ネットユーザーからは自国のスマートフォンに自信を持ち、信頼している様子も見て取れた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)manaemedia/123RF.COM)