8人入れ替えのアギーレ監督、落選組に「一層の努力をして…」

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 日本代表のハビエル・アギーレ監督は1日、都内で記者会見を行い、10日のジャマイカ戦(デンカS)、14日のブラジル戦(シンガポール)に臨む日本代表メンバーを発表した。

 アギーレジャパンの初陣となった9月のウルグアイ戦(0-2)、ベネズエラ戦(2-2)のメンバーからは8人を変更。合宿途中に負傷離脱したMF長谷部誠(フランクフルト)のほか、FW大迫勇也(ケルン)、FW皆川佑介(広島)、MF扇原貴宏(C大阪)、DF酒井宏樹(ハノーファー)、DF坂井達弥(鳥栖)、DF松原健(新潟)、GK林彰洋(鳥栖)が招集を見送られた。

 A代表初選出はFW小林悠(川崎F)、DF塩谷司(広島)、DF昌子源(鹿島)の3人(いずれも今年4月に行われた代表候補合宿で招集歴あり。小林は負傷で不参加)。FW香川真司(ドルトムント)、GK権田修一(F東京)はブラジルW杯以来、FWハーフナー・マイク(コルドバ)は昨年10月の東欧遠征以来の代表復帰となった。DF西大伍(鹿島)は11年6月のキリン杯以来、約3年4か月ぶり、DF太田宏介(F東京)は10年1月6日のアジア杯予選・イエメン戦以来、約4年9か月ぶりの選出となった。

 アギーレ監督は選考基準について「Jリーグの視察を続けているが、チームに良い貢献をしている選手。チームの結果に関わらず、パフォーマンスを維持できた選手」を挙げ、「若い選手も、経験を積んだ選手もいる。新たに招集した選手を見れば、全員がレギュラーに定着している選手というのが分かると思う。Jリーグで見せているレベルを国際レベルでも見せられるのかどうかをこの2試合で見たいと思っている」と語った。

 9月の代表戦ではFW武藤嘉紀(F東京)、MF柴崎岳が代表初ゴールを決めるなど新戦力の台頭も見られた。22歳の両選手は引き続き招集され、今回は21歳の昌子もA代表初選出となった。

「新しい血はある。昌子も武藤も若い選手だが、彼らは良いシーズンを過ごしている。小林も良い印象を残してくれた選手。ゴールも決めているし、性格的にも良さそうに見えた。だから直接見たいと思った。難しい状況の中で彼を見たい。長期的な目標は常にW杯予選。3年後の彼らを想定しながら呼んでいる」

 積極的に若手を登用する一方、得点ランキングトップを走るFW大久保嘉人(川崎F)やMF遠藤保仁(G大阪)、DF今野泰幸(G大阪)といったベテランのW杯メンバーは今回も招集されず、クラブで好調なFW宇佐美貴史(G大阪)らも選外となった。

「これは日本代表だ。今、状態の良い選手を入れないといけない。監督という立場にいる人の好みによって左右されることもあると思う。しかし、アジア杯のメンバーリストを作成するまでには4試合残っている。その中でできるだけ多くの選手を見て、ベスト23の選手をアジア杯に連れて行きたいと思っている」

 11月14日のホンジュラス戦(豊田ス)、18日のオーストラリア戦(ヤンマー)でも今回同様にメンバーの入れ替えを示唆したアギーレ監督。まだアギーレジャパンに招集されていない選手はもちろん、9月の代表戦では招集されながら今回は落選した選手たちにも当然、門戸は開いている。指揮官は「前回呼ばれて今回呼ばれなかった選手には一層の努力をして、代表に戻ってきてもらいたいと思っている」とゲキを飛ばすことも忘れなかった。

(取材・文 西山紘平)