9月28日(日)、品川・インターシティホールで開催された『花とゆめ★アニメ祭』。2014年に少女漫画雑誌「花とゆめ」(白泉社刊行)が創刊40周年を迎えたことを記念して行われたもので、会場内にはキャラクターの等身大パネルや豪華作家陣による描き下ろし色紙が展示され、来場者を楽しませていた。

今回、ステージイベント『「暁のヨナ」あかつきむらの大宴会』を終えたハク役の前野智昭さん、スウォン役の小林裕介さんよりインタビューが到着したので紹介する。

斎藤千和さん、前野さん、小林さん出演のステージイベントのレポートはこちら



――第1話を見た感想をお聞かせください

前野:僕はイベントでお話した通り、事前に1話と2話を拝見させていただく機会があったのですが、今日、改めて見て、本当に綺麗に作っていただいているなと思いました。また、ドラマCDの時からずっと「アニメでいつかやりたい」と言っていたので、それが現実になったんだなという実感が湧いてきて、感無量でした。

小林:僕は今回初めてみなさんと一緒に1話を見たのですが、アフレコの段階で映像がほぼできていたので、どういう形になるかは結構わかっていたつもりでした。でも、今日見てみて、オープニングから鳥肌が立ちっぱなしなくらい綺麗で、音楽もマッチしていて、そこに自分の声が入っているのが誇りに思えるくらい嬉しかったです。感動しました。


――アフレコ現場での斎藤千和さんの印象について教えてください

前野:さっぱりとしたさわやかな方で、お姉さん的ポジションで現場をまとめてくださっています。本当に「暁のヨナ」という作品が非常に好きな方なので、「(アニメでは)ここまでやりたいね」とか「こんなこともできたらいいね」とスタジオでよくおっしゃっていて、明るくて気持ちのいい方です。

小林:斎藤さんとはこの作品で初めてご一緒させていただくので、お会いするまでは緊張していましたが、気さくに声をかけてくださって。前野さんもでしたが、僕の肩の力を抜いてくださるいい方だなと。ムードメーカーでいつもかわいらしく、楽しげにアフレコをしているので良い雰囲気でやらせていただいています。


――最後に、おふたりが感じるヨナの魅力についてお聞かせください

前野:ヨナは、ハクやこれから仲間になる四龍の力があるにもかかわらず、それに頼りきりではなく「自分でなんとかしなきゃ」と抗う力を持っています。この先、弓や剣を学ぶシーンが出てくるのですが、そういうところでも現状に甘んじないところがお姫様らしくなくて魅力的だなと感じています。

小林:ハクに見せる顔とスウォンに見せる顔は全然違うと思うんですけど、どちらの顔も飾らないヨナの魅力だと思いますし、本当に普通の女の子だと思うんです。女の子にも好感を持ってもらえるようなしっかりものですし、そこからさらに成長していく姿には共感しやすいのではないかなと思います。見ている人も感情移入できるくらい等身大の女の子、というのが魅力だと思います。



■TVアニメ「暁のヨナ」

【放送情報】
TOKYO MX:10月7日より毎週火曜24:30〜
サンテレビ:10月7日より毎週火曜24:30〜
テレビ愛知:10月7日より毎週火曜25:35〜
RKK熊本放送:10月7日より毎週火曜26:13〜
BS11:10月7日より毎週火曜27:00〜
AT-X:10月7日より毎週火曜23:00〜
  (リピート放送:毎週木曜11:00〜/毎週土曜29:00〜/毎週月曜17:00〜)
dアニメストア、GyaO!他でも配信決定!

【スタッフ】
原作:草凪みずほ(白泉社「花とゆめ」連載中)
監督:米田和弘
シリーズ構成:猪爪慎一
キャラクターデザイン:吉川真帆
音楽:梁邦彦
エンディングテーマ:vistlip『夜』
音響監督:長崎行男
アニメーション制作:studioぴえろ

【キャスト】
ヨナ:斎藤千和
ハク:前野智昭
スウォン:小林裕介
キジャ(白龍):森田誠一
シンア(青龍):岡本信彦
ジェハ(緑龍):諏訪部順一
ゼノ(黄龍):下野紘
ユン:皆川純子


<あらすじ>
建国神話・四龍伝説が伝わる高華王国。

緋龍城では当時、王の他には世継ぎの王子も、世継ぎを産むお妃も無くただ齢十五の王女・ヨナが、大切に大切に育てられていた――。
武器を厭う心優しい父王・イル、幼馴染で護衛のハクや、ヨナが想いを寄せていた従兄のスウォンと共に、幸せな一日を過ごす・・・はずだった。
そして迎えた十六歳の誕生日。
しかし、イルの部屋で彼女が遭遇したのは思いもよらぬ過酷な現実で・・・!?
宴の夜、スウォンとの婚姻を反対するイルに、ヨナは自分の気持ちを伝えに行く。
ヨナと四龍、それぞれの運命が絡みあう、激動の大河ファンタジー・ロマン――!


©草凪みずほ・白泉社/暁のヨナ製作委員会