競泳8種目にエントリーした萩野公介

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 スポーツの国際大会で久々にスカッとするシーンの連続である。韓国・仁川を舞台に始まったアジア競技大会。とくに男子競泳は日本勢が金メダルを独占している。戦後最多の11個のメダルを手にするも、金メダルはゼロだったロンドン五輪に比べ進境著しい。

 快進撃の立役者は、大会MVPの呼び声も高い「20歳の怪物」萩野公介を筆頭にした若い世代。さらには古賀淳也が50m背泳ぎで大会3連覇を達成するなど、黄金時代到来を予感させる。

 躍動しているのは競泳陣だけではない。日本のお家芸といえる競技で放つ輝きが際立つ。国際大会で苦戦が続く柔道重量級では、100kg超級の王子谷剛志と90kg級の吉田優也が揃って金メダルを獲得。覇権復活の狼煙を上げた。また、かつて「体操王国」として名を馳せた男子体操も、アジア大会初となる団体と神本雄也の40年ぶりの個人総合で金メダルの栄冠に輝いた。

 こうなると、2年後のリオデジャネイロ五輪での活躍に期待が膨らむ。前回ロンドン五輪のメダル獲得数は、史上最多だった2004年アテネ五輪を上回る38個を記録したが、金メダルは16個に対して7個止まり。こちらも史上最多がはっきり見えてきた。

撮影■中村博之

※週刊ポスト2014年10月10日号