ボランチとCBに対応する谷口は、アギーレ流のアンカーに打ってつけだろう。 (C) SOCCER DIGEST

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 10月10日にジャマイカ代表、14日にブラジル代表と親善試合を戦う日本代表の招集メンバーが、1日に発表される。
 
 9月の2連戦を1分け1敗で終えたハビエル・アギーレ監督は、はたしてどんな顔ぶれをセレクトするのか。
 
 アギーレ流4-3-3システムへの適性を考慮しながら、『週刊サッカーダイジェスト』のJ1全18クラブの担当記者が、代表入りが狙えそうな注目株をピックアップした。
 
※週刊サッカーダイジェスト10.7号(9月23日発売)より抜粋・修正。
(各選手の今季成績は26節終了現在)
 
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【浦和レッズ】
柏木陽介(MF)今季成績:25試合・2得点
 キャリアハイと言える充実のパフォーマンスで、首位チームを牽引している。アギーレ監督のキーワードである「左利き」の司令塔タイプで、11アシストはリーグ最多だ。9月のウルグアイ戦で岡崎が蹴って驚かせたCKなど、セットプレーを安心して任せられる点も日本にとってメリットになるはず。4-3-3であればインサイドハーフが主戦場になるか。
 守備面で新指揮官の眼鏡に適うプレーを見せられるかが、当面のテーマか。
 
【川崎フロンターレ】
谷口彰悟(DF)今季成績:22試合・1得点
 今季最大の収穫だ。筑波大から加入すると、4節のFC東京戦で左SBでプロデビュー。リーグ中断期明けはCBとしてスタメンの座を勝ち取った。
 本職はボランチとあってパスを捌く術に長けており、CBもこなしている事実からも分かるように、対人プレーも一定水準の強さを誇る。代表の4-3-3に照らし合わせると、最適なポジションはアンカー。守備力が向上すれば代表でも十分に通用する逸材だ。
 
小林 悠(FW)今季成績:24試合・10得点
 風間監督の指導を受けて、相手の逆を突く動きの質が飛躍的に向上し、ゴールへ効果的に向かうプレーも増加。もともとスピードを駆使した突破力は備えており、タイミングのいい裏への飛び出しも交えて、今季の目標としていた二桁ゴールをすでに達成した。
 ゴールへの嗅覚に加えて、豊富な運動量と守備への献身も光り、代表のウイングにまさに打ってつけ。速攻と遅攻の両方で特長を発揮できるはずだ。
 
【サガン鳥栖】
安田理大(DF)今季成績:25試合・0得点
 最大の魅力は左足だろう。周囲を上手く使ったタイミングのいい突破から放つクロス、最終ラインから一気につなぐフィードはともに正確無比。高い位置からアグレッシブに守備もこなし、アンカーが落ちて3バックになった際のポジショニングも問題ないはずだ。
 本人もアギーレ監督のやり方にはシンパシーを感じており、「今のやり方を続けていけば(代表を狙える)」と手応えを得ている。
 
【鹿島アントラーズ】
土居聖真(MF)今季成績:26試合・7得点
 前を向いて仕掛ける鋭いドリブル突破が一番の特長だ。ただ仕掛けるだけでなく状況に応じてパスを使い分け、味方と連動して攻撃を作り出せる。守備の献身性も持ち合わせ、試合展開によっては利他的に選手の穴をカバーできるのも魅力。攻守のバランスが取れた、戦術理解度が高いMFだ。まだ線は細いものの、中盤から前ならどこでも任せられるだろう。
 
昌子 源(DF)今季成績:26試合・2得点
 リーグ戦全試合フル出場を続けており、トニーニョ・セレーゾ監督から絶大な信頼を得ている。
 特に優れているのが1対1の対応。速さを武器に間合いを詰め、相手から自由を奪う。Jリーグでも、速さを武器にするアタッカーには無類の強さを誇ってきた。ヘディングの競り合いでは駆け引きの巧さを身に付け、左右両足で鋭いフィードも出せる。左CBには打ってつけの存在だ。