[アジア大会]ベトナムに3発快勝のなでしこ、無失点のまま1日決勝へ

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[9.29 アジア大会準決勝 日本女子3-0ベトナム女子 仁川]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は29日、アジア大会準決勝ベトナム女子戦を迎えた。前半24分にMF阪口夢穂のゴールで先制すると、後半に2点を追加して3-0の完封勝利を収めた。なでしこは2連覇を賭けて、10月1日に韓国女子と北朝鮮女子の勝者と決勝戦を戦う。

 序盤からなでしこがボールを持つ展開となったが、フィニッシュの場面でベトナムの粘り強い守備に遭ってなかなかシュートまで持ち込めない。CKの数も増えたものの、これも得点に結び付けられず、前半17分にはMF宮間あやのパスをゴール中央で受けたFW高瀬愛実が振り向きざまにシュートを放つも、GKの守備範囲にボールは飛んだ。

 前半20分には左サイドからMF中島依美が放ったシュートのこぼれ球を高瀬が押し込むが、これはオフサイドの判定に取り消されてしまう。同24分にはDF羽座妃粋のクロスのこぼれ球からFW増矢理花が強烈なシュートを放ったが、GKのファインセーブに遭いネットを揺らせなかった。

 しかし、そのプレーで得たCKからついにベトナムゴールをこじ開ける。宮間が切り出したCKは一度はクリアされるものの、再び右サイドでボールを受けた宮間がクロスを送ると、GKがパンチングしたボールを阪口が豪快に蹴り込んでスコアを1-0とした。

 前半35分には増矢のスルーパスから完全に抜け出したDF有吉佐織がGKとの1対1を迎えたが、GKの懸命な守備にネットを揺らすことができず。さらに同40分には阪口、宮間、MF川澄奈穂美と鮮やかにボールがつながると、川澄のグラウンダーのクロスから増矢が決定機を迎える。しかし、至近距離からのシュートはGKに防がれ、こぼれ球から再び増矢がシュートを放つもGKにセーブされて追加点を奪うには至らなかった。

 後半に入ると9分に追加点が生まれる。宮間の蹴り出したCKのこぼれ球を拾ったDF北原佳奈がクロスを送ると、DF長船加奈が豪快にヘディングで突き刺して、2-0とリードを広げる。同12分には宮間のパスから増矢がPA内に侵入するも、シュートはGKの正面に飛んだ。

 その後も主導権を握り、後半29分にはCKの流れから宮間のクロスをFW菅澤優衣香がヘッドで押し込んで3点目。時おりカウンターからヒヤリとさせられる場面を作られたものの、ベトナムに得点を許さなかったなでしこは、5試合連続完封となる3-0の勝利を収めて、決勝に駒を進めた。

(取材・文 折戸岳彦)