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「生理がこない! 」といってもその原因は様々。まずは妊娠の可能性が考えられるが、それ以外にはどういった理由があるのだろうか。産婦人科医で性科学者の宋美玄医師に聞いた。

○過度なダイエットが生理不順の原因にも

生理は、女性ホルモンの卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)がつかさどっています。妊娠以外で、生理が遅れる生理不順は、基本的にこれらのホルモン分泌が関与していると考えられます。女性ホルモンの分泌に何らかの問題がある結果、生理不順を招いているのです。

生理不順で最近の若い女性に多い原因が、過度なダイエット。正常時には、脳から卵巣に女性ホルモンを分泌するよう指令が出されますが、体重変化等で卵巣の機能が低下すると女性ホルモンの分泌が不足し、生理周期が乱れてしまうことがあります。これ以外に、ストレスや体に負担をかけすぎてしまうような運動でも同様のことが起こり得ます。

しかし、生理不順はホルモンバランスの変化以外にも重大な疾患が原因となっている場合もあるので注意が必要です。例えば「多嚢胞性卵巣症候群」と呼ばれる病気もその1つ。これは、卵巣の中に多数の卵胞ができ、排卵障害につながります。排卵しづらくなる、ということは、不妊の原因ともなるのです。

妊娠の可能性がある場合は、生理開始予定日の1週間後以降で妊娠検査薬を使用しましょう。結果が陰性にもかかわらず、依然として生理がこない場合、20代、30代であっても生理がまったく来なくなってしまう「早発閉経」の可能性も考えられます。早期に診察を受けるようにしましょう。

※画像は本文と関係ありません。

○宋美玄(そん みひょん)医師

産婦人科女医・性科学者1976年兵庫県神戸市生まれ。2001年大阪大学医学部医学科を卒業。同年医師免許取得、大阪大学産婦人科入局。2007年川崎医科大学講師就任、2009年イギリス・ロンドン大学病院の胎児超音波部門に留学。2010年には日本国内の病院にて産婦人科医として従事する傍ら、「女医が教える本当に気持ちいいセックス」を上梓。50万部突破の大ヒットとなる。 2012年には第一子となる女児を出産。現在、フジテレビ「とくダネ!」木曜日レギュラーコメンテーターとしても出演中。

(神野恵美)