米アップルの最新スマートフォン「iPhone 6」を目当てに日本国内のアップルストアで多くの中国人バイヤーが列を作り、一部でトラブルが起きて注目を集めたが、中国人バイヤーは米国でも同様にiPhoneを求めて列を作った。(イメージ写真提供:(C)manaemedia/123RF.COM)

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 米アップルの最新スマートフォン「iPhone 6」を目当てに日本国内のアップルストアで多くの中国人バイヤーが列を作り、一部でトラブルが起きて注目を集めたが、中国人バイヤーは米国でも同様にiPhoneを求めて列を作った。

 澎湃新聞の24日付報道によれば、米ニューヨーク市の警察官がこのほど、アップルストアで列に並んでいた中国人に対して「お前らは臭すぎる」などと発言し、中国のネット上で注目が集まった。

 報道によれば、問題のシーンは米国の映像ディレクターであるCasey Owen Neistat氏がiPhoneの闇取引の実態を撮影し、動画共有サイトYouTubeで公開した動画に記録されていた。

 iPhoneを購入するためにアップルストアに並んでいた人びとは夜間に道路で横になって睡眠をとっていたが、警察官は歩道で横たわることを禁止したうえで、中国人とされる女性を逮捕した。記事は、「動画では逮捕の理由までは分からなかった」とする一方、警察官が中国人女性に向かって「お前らは石鹸を見たことがないのか?臭くてたまらん」と述べたと伝えた。

 侮辱的とも取れる警察官の発言に対し、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)での反応を見てみると、「米国の警察官は一般庶民をこのように扱っているのか」といった反発の声があった。だが、転売目的の中国人バイヤーが各地でトラブルを起こしていることが恥ずかしいと思ったのだろうか、意外にも「中国人は国外でも恥を晒している」などと、利ざや目的に列を作る中国人を批判する声が多く見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)manaemedia/123RF.COM)