[アジア大会]本物のCFへ、FW鈴木「自分の力が試される」

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 ここまでの4試合で5得点。エースとしてきっちり結果を残すU-21日本代表FW鈴木武蔵は課題を感じつつも、確かな手応えを感じている。

 U-21代表のベースとなるシステムは4-3-3。CFを任される鈴木だが、8月の福岡合宿では「3トップの中央に入ることはあまり経験がありませんでした。やる機会が少ないので、まだまだだです」と馴染みのないポジションだと口にしていた。

 しかし、あれから1カ月半が経った今、「徐々に体の使い方が分かってきて、練習していたヘディングでもゴールを奪えました。だから、少しずつかもしれませんがCFとして成長してきていると感じます」と、戸惑いから始めたポジションを我が物にしようとしている。

 ポジションに順応したこともあって得点を量産中だが、決して一人の力での結果ではない。チームメイトと話し合い、試合を重ねることで連係が高まってきているからこその結果だと胸を張る。「皆も自分の良さを分かってきてくれてきたし、自分も皆の良さを分かってきました。どこでボールが出てくるかというのは肌で感じられるようになってきたので、連係はすごく良くなっていると思います」。

 28日には準々決勝韓国戦を迎える。ここまでの試合を振り返り、「もっと点を取れたし、まだまだミスも多いので、そこをどう修正していくかが大事」と課題を挙げつつも、「明日の韓国戦で自分の力が試されると思うので、自分のできることを精いっぱいやりたい」と完全アウェーの中で、自身の存在価値を改めて証明しようとしている。

(取材・文 折戸岳彦)