人気ビジネス作家が語る大化け株の探し方
資産運用を考えるとき、多くの人が目標とするのが「1億円」だ。本当に1億円も必要なのかどうかはさておき、それだけあれば、老後の不安もほとんどなくなると言っていいだろう。だが、年収500万円程度の平凡なサラリーマンが、現実的に資産1億円を達成するのは、なかなか厳しいものがある。我々は認識を改めるべきなのだ。目指すべきは30年先の1億円ではなく、1〜2年先の1000万円である、と。この気づきこそが、1億円への最初の一歩となるだろう。

◆シンプルな原則で”勝ち”を掴む

 本業はプロの投資家である、作家のマネー・へッタ・チャン氏。専門は短期投資だが、数年前に中長期投資にも開眼したという。100万円を1000万円にするため、ヘッタ・チャン氏ならどう勝負する?

「10倍株を狙うのもいいですが、半年で2倍になる株を4回乗り換える……というほうが現実的に思えます。今日(6月10日)のニュースで面白かったのがTASAKI(東証1/7968)。真珠って宝石と比べると人気が薄いというので万年赤字だったんですが、消費税増税前の駆け込み需要と景気回復のコンボで大幅に業績アップ。株価は一時1000円台をマークし、昨年からほぼ倍に。『利益が倍になると株価も倍になる』というシンプルな事実を思い出させてくれましたよね」

 ヘッタ・チャン氏自身、このシンプルな原則によって“勝ち”を掴んでいる。

「アジアグロースキャピタル(東証2/6993)という銘柄ですが、自社より売り上げが大きい会社をTOBしたことで業績が一気によくなり、株価は3か月で倍になりました」

 売り上げが増えた以上に利益が増える会社、すなわち利益率のいい会社は、それだけ株価も跳ね上がりやすい。一昨年〜昨年にかけてのガンホー、そして昨年〜今年にかけてのmixiが、まさにそのパターンだ。

「ネット系やスマホサービス系は、流通費や施設投資がない分、課金されたらほとんど利益になるのが強いですよね。実は、僕自身はmixiには乗り損ねたんですが(苦笑)、ガンホーで儲けた人は『あのときのパターンと同じだから、絶対にmixiが来る』と断言していた。アイフルなんかも、貸金規制でボロボロになったけど、規制が緩和された途端に株価が4倍くらいになりましたよね。売り上げに対する固定費が少ない会社は、業績が上向くと一気にV字回復。歴史は必ず繰り返すので、これらに似た銘柄にアンテナを張っていれば、遠からず2倍株に当たるはずです」

 2倍株が、俄然身近に思えてきた!

【マネー・ヘッタ・チャン氏】
「小難しいことを簡単に」をモットーとするビジネス作家。新刊『ヘッテルとフエーテルのみにくいアサヒるの子』のオリンパスの話は投資家必読

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