左MFでスタメン出場が予想される木龍(左)。ゴールへの強い意欲を見せる。(C) SOCCER DIGEST

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 9月26日に準々決勝の香港戦を控える日本女子代表が25日、仁川市内で最終調整を行なった。強い日差しが降り注ぐなか、ウォーミングアップの後はいくつかの状況設定をしての8対8。その後相手をつけずにビルドアップからのシュート練習ではボールの運び方のパターンを確認して、最後はPK練習でトレーニングを締めくくった。
 
 前日まで別メニュー調整が続いていた菅澤優衣香は、この日から合流して元気な姿を見せていた。
「(右足首の)痛みが完全にないかって言われたら、そうじゃないですけど。様子を見ながら、トレーナーと相談してやっていきます」(菅澤)
 
 コンディションはまだ万全ではないが、佐々木則夫監督は菅澤のベンチ入りを示唆しており、状況によっては香港戦での起用も十分ありえる。グループリーグのヨルダン戦でハットトリックを達成している背番号13は、「決勝トーナメントのどこかで復帰できれば、と。またチャンスがあると思うので、試合に出られればもちろん、点が取れるように頑張りたい」と意気込みを語っている。
 
 また、香港戦で左MFのスタメン出場が濃厚な木龍七瀬は、試合に向けて「トーナメントなので、負けは許されない。やれるだけのことをやって勝つだけです」と力を込める。相手の印象については「特長のある選手もいますけど、(日本が)ボールを持てる時間が長くなりそう」と語り、「相手に引かれると思うけど、サイドを使って攻めていれば中も空いてくると思うので、焦れずに、チェンジサイドを繰り返したりして、チャンスを作っていきたい」とポイントを挙げた。
 
 ゴール前を固める相手を引きずり出すために、ミドルシュートも有効な手段となるが、パンチ力のある左足を持つ木龍は「チャンスがあれば、打っていきたい」とゴールへの意欲を見せた。
 
 香港戦はメンバーが大幅に入れ替わりそうだが、「なんとかなるとは思いますけど、みんなで声を出して連係を取っていきたい」と木龍が言うように、チームの結束力も鍵を握りそうだ。チーム一丸となって勝利を掴み、4強進出を決めたい。
 
取材・文:広島由寛(週刊サッカーダイジェスト)