魚屋氏
アベノミクスで発生した急激な円安トレンド後は、横ばい状態が続くFX。だが、長者たちはここでも勝つ手法を編み出していた!

◆両建てを機械的に積み重ねる秘技とは?
<総資産1億円/デイトレ&スイング:魚屋氏>

「’13 年は2000万円くらい儲かりました。メインはユーロ/円なのですが、最初は猛烈な円安についていけず、115円までは収支がトントンでした。ただ、そこからは下落調整も挟みながらの円安だったので通常3〜4円幅のレンジ幅を7円以上と広めに取って利益を出しました」

 そう振り返るのは「くるくるワイド」手法の使い手である兼業トレーダーの魚屋氏だ。プレステ2などを売って作った8万円を元手にしてFXを始めたのが10年前。今やFXの利益で新築一戸建てを建てるまでになった。

「ちゃんと計算していないですが、累計利益は億超えしていると思います」

 間違いなく猛者だ。では、魚屋氏が発案したくるくるワイドとは、どのような手法なのか。

「まず3〜4円のレンジを決めて、レンジの底で7万通貨を買い、上昇に合わせて一定の幅で1000通貨ごとに細かく売り上げていく両建てです。売り上げる幅は、レンジの天井まで行ったときに買いの数量と同じ7万通貨になるように決めます」

 図(http://hbol.jp/?attachment_id=2527)のようにベースとなる買いポジは想定レンジを外れるまで決済しない。その間は、細かく刻んだ売りポジを50銭幅などで利確。売りをくるくる回転させていくわけだ。このレンジを3つ並べ、計7〜10円幅の中で、この手法を駆使してアベノミクス第1幕では大成功。第2幕はどう戦略を立てているのか。

「売りをベースしたくるくるワイドに転換します。やり方は同じで、ポジションを逆にするだけ。アベノミクス円安で、今のユーロ/円は過去の最高値・安値の真ん中である135円を抜けて高値圏に入っています。そこで、想定レンジを131〜146円と広めに設定。売りベースのポジションを持ちつつ、買いをくるくる回転させる。この想定レンジを抜けたら、また元の3〜4円幅のレンジに戻し、上抜けなら売りベース、下抜けなら買いベースを繰り返す予定です」

 想定レンジさえ決めてベースポジションを作ってしまえば、あとは機械的に指値を入れていくだけ。あまりFXに時間が割けない人にもやりやすい。

「大切なのは、資金管理です。両建てで刻んでいくわけですから、想定レンジ内でいくらポジションを組めるのかしっかり計算します。また、想定レンジを抜けたら、即決済。機械的に行えるかどうかが重要になります」

 最初から魚屋氏のように万単位の通貨を両建てするのは、かなりの資金が必要。資金の少ない人は1000通貨単位から試してみよう。

<教訓>
ユーロ/円=135円超は高値圏と判断。売りポジベースでくるくる買いを回転

【魚屋氏】
[投資歴:’04年から10年/アベノミクス益:2000万円/主な通貨ペア:ユーロ/円]魚屋を本業とする兼業トレーダー。FX歴は10年。納税した分も含めるとFXの利益は億を超える模様。魚屋氏が考案した「くるくるワイド」手法は支持者も多い。 http://0141swap.blog45.fc2.com/