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24日放送の「あさイチ」(NHK総合)で、孤立無業者を指す「SNEP(スネップ)」を紹介した。

この日の番組では、女性の孤立・ひきこもりについて特集したが、その中で「SNEP」について紹介。

「SNEP(Solitary Non-Employed Persons)」とは、ひきこもりや高齢化したニートなど孤立無業者を指す新しい定義で、(1)20歳〜59歳である、(2)現在結婚していない、(3)仕事をしていない、(4)2日以上ひとり、もしくは家族としか話さない、のすべてに当てはまるとSNEPに該当するのだという。

番組では、こうしたSNEPは2011年に162万人にのぼり、この10年でおよそ2倍に増えていると伝えた。

SNEPは、もともと働いていたり、家族を持っていたりしても介護や離婚、さらには失恋や職場での人間関係、転職などがきっかけになってしまうことを紹介した。

そうした背景からいわゆる「NEET(Not in Education, Employment or Training:ニート)」とは異なる部分があり、また若者だけの問題ではないという。

番組では、SNEPになってしまった女性を再現VTRで紹介。

この女性は、大学卒業後に正社員として働いていたが、寝たきりの祖父の介護のため1年で退職し、地元に帰ったという。

その時は、地元でも就職ができると考えていたが、会社を1年で退職したことが再就職のネックとなり、再就職がうまく行かず、また、そのストレスから暴食に走り、遠距離恋愛をしていた男性とも別れてしまったのだとか。

この女性のように、家族の介護をすることになった女性の18%が仕事を辞めているというデータがあり、介護をきっかけにSNEPになってしまうケースはよくあるようだ。

番組ではSNEPになった女性のインタビューなども紹介し、SNEPになったきっかけや現状などを伝えた。それを踏まえ、NHK解説委員の柳澤秀夫氏は、「人によっては困難があっても乗り越えている人もいる。SNEPという言葉でレッテル貼りしてるんじゃないかという印象がある」と、指摘した。

しかし、SNEPという言葉を提唱した東京大学教授の玄田有史氏は、「乗り越えている人は、誰かが助けてくれている。すべて自分だけで頑張っているという人は珍しくて、誰かの何気ない一言が救いになったりする」と前置きしたうえで「SNEPは病気ではないが、病名の分からない病気は治らない」と断言。「SNEPという言葉によって自分と同様に苦しんでいる人がいると認識してもらうことができ、そこから前に進める人もいる」と、柳澤氏のレッテル貼りだという意見について反論した。

また、玄田氏は「こういう(SNEPの)人はダメなんだというふうに考えないで欲しい」とも語った。

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