「他人の肥満を批判しても良いことナシ!」との調査結果が発表される / ネットでも 「バカにされたらやる気をなくすよね」と納得の声

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「外見よりも内面」と思いつつも、それでも気にしてしまう “見た目”。もちろんオシャレを楽しんだり、自分のスタイルを追求することは、ごく自然でまっとうなことだ。

しかし、「太ってるね〜」だとか「なんでそんなに痩せてるの?」と興味半分に他人の見た目に口出しをすることは、粋なオシャレ心とは全く別物。他人を嫌な気持ちにさせる、単なる失礼な発言に過ぎないようだ。今回行われた調査でも、肥満に対する無遠慮な発言や批判が、相手に悪影響を与えるということが分かったのだ。

・「太ってるよね」と指摘されるとさらに太る!

この度ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンが、50歳以上のイギリス人男女2944人を対象に調査を行ったところ、太っていることに対して無遠慮な批判を受けたり、差別的な態度をとられた人は、体重が増加する確率が約6倍も高まることが分かったのだ。つまり、太っていることを批判されると、人はさらに太ってしまうというのである。

実際に、日常生活で肥満に対する批判を受けたグループが平均0.95kg体重が増加していたのに対して、批判を受けなかったグループは平均0.71kg体重が減少していたのだ。

ストレスが原因か

その原因は、ストレス。例えば、エクササイズをしている姿を笑われるのではないかという気持ちから運動を行わなくなってしまったり、ストレスを発散しようとジャンクフードやカロリーの高いものをたくさん食べてしまったりして、さらに体重を増やしてしまうのだ。これぞまさに悪循環!

・批判は肥満の解決策にはならない

確かに、相手にダイエットを頑張ってもらいたいがために、あえてキツいことを言う人もいるかもしれない。しかし残念ながら、必ずしもいい結果にはつながらないのだ。今回の調査を行ったチームも「批判は肥満を悪化させる一因であっても、解決策にはなりえないのです」と語っている。

・ネットの声「バカにされたらやる気をなくしてしまう」

今回の調査結果に対して、ネット上には「肥満は甘えている証拠」などとという声が寄せられつつも、多くの人が「批判されたり、からかわれるとやる気が削がれる」という部分に共感を覚えたようだ。以下が、今回の調査結果に対する感想の一部だ。

「ネガティブな意見って、逆効果なんだね」
「意地悪なだけの声は無視しちゃえ!」
「バカにされたら誰だって、やる気なくしちゃうよね」
「本当に力になりたい人以外は、他人の体型に口出ししちゃダメだよ」
「自分が太っていることは分かっている。ただ、どうすればいいのか分からないだけ。だから太っていることを、指摘しても何にもならない」

・では痩せている人は?

それでは痩せてる人に向かって「痩せているね」、「もっと食べなきゃ」と無遠慮に言うことだって、同じく悪影響を与えるのではないだろうか?

海外サイト Reddit に書き込まれた痩せている人々の悩みを見てみると、「体重が増加しないのが悩みなのに、周りの人はあまり分かってもらえない」、「もっと食べろと言われるのは、もう嫌だ!」などとあり、痩せていようが、太っていようが、体型に対する無神経な発言はストレスになることがうかがえる。

他人の体型に対する配慮を欠いた発言は、相手をより太らせたり、嫌な気持ちにさせるだけでなく、発言者をもおとしめる。口を開く前に、相手がどのような気持ちになるか考えよう……というのは、確かにキレイゴトなのだろう。それでも、気に留めておく価値はあるはずだ!

参照元:University College London 、MailOnline、Reddit(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.