「アラフィフ」といえば、かなり年上の世代だと考える人もいるかもしれませんが、データを見るとそんなことはないようです。そんな時代のアラフィフの振る舞いについて、ファッションプロデューサーの植松晃士さんが解説します。

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 皆さま、ご機嫌よう! 私にとって、日々、新鮮な情報をキャッチするのもお仕事のひとつなのですが、今日は、皆さまに素晴らしいニュースをお伝えします。

 先日、とある外資系コスメ会社の発表会で伺った衝撃的データです。なんと、「2015年、日本人女性の2人に一人は50才以上」なんですって。びっくりでしょ? 最近発表された日本人女性の平均寿命は86.61才。考えてみれば、平均年齢が50才に近づいても不思議ではないんですね。

 ということは、現在アラフィフのかたがたは大人界では、まだ若手。たとえていうなら、芦田愛菜ちゃんくらいかしら。それなら私も、羽ばたき前の“さなぎ”なのですが、だからこそ、思うことがあります。

 たとえば、今まで、AKB48の皆さんなど、若いお嬢さんがたとお仕事をするときは、できるだけ古い言葉は使わないように気をつけてきました。「こんなギャグ、通じないかな?」などと気を使って、「昭和のにおい」を打ち消したのです。

 でもこうした苦労も今日限りにします。明日からは、むしろ爆発させてやろうかと(笑い)。「まぁ、あなたったら、ハレンチね」とか「カマトトぶっちゃって」などなど。首を傾げられたってかまうものですか!

 それに、ハレンチとか、泥棒猫とか、お転婆とか。昭和の言葉って、ちょっとかわいいと思いませんか?

 ファッションの世界でも、10年くらい前までは、30才以上を対象とした商品は、「大人の女性向け」という曖昧な表現で宣伝されていました。ある意味、「年齢を重ねること=後ろめたいこと」という意識だったのです。

 でも、これからは「50才以上の女性に向けて」と堂々と謳った商品が続々と登場してくるはず。経済も情報も、50才以上を中心にして回っていくのです。消費力(=経済力)が伴っているのは、アラフィフ以上の世代ですから。

 そうです。「時代のスタンダード」になった私たち。何を遠慮する必要がありましょう。世の中の真ん中を大手を振って歩いていいんです。

※女性セブン2014年10月2日号