『新堂本兄弟』フィナーレへ。KinKi Kidsとタモリの意外な縁
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>

 今年3月、国民的長寿番組たる『笑っていいとも!』が、惜しまれつつ32年の歴史に幕を下ろしました。

 タモリ不在の昼休みは、そんなにがっついて「いいとも!」を観ていなかった層にも「そうだ、あの人はもういない」的なやるせなさをもたらし、なくして初めてその存在の大きさを知らされたように思います。

 そして今、私たちは“夜の『笑っていいとも!』”とも言うべき番組を失おうとしています。

 それは、KinKi Kids司会の音楽バラエティー・『新堂本兄弟』!

◆“夜の『いいとも!』”!? 『新堂本兄弟』、まもなくフィナーレ!

 『新堂本兄弟』は、前身である『堂本兄弟』、さらにその前身である『LOVE LOVE あいしてる』から数えると、約18年の長きにわたり週末の夜の茶の間を彩ってくれた音楽文化交流の場でありました。

 番組開始当初の設定は“名の知れたミュージシャンが夜な夜な集まる隠れたライブハウス”とのことですから、まさにドンピシャ。

 人は、誰かのいつもと違った一面を見ると、「へぇ」と感心したり、好意をもったりするものです。

『新堂本兄弟』には、ミュージシャンがトークではじけたり、また普段は歌う姿など見せない役者が歌声を披露したりと、音楽を媒介にしてその人の“人となり”を味わえる楽しみがありました。

 世代をこえたメンバーやゲストをやわらかくまとめるKinKi Kidsは、“音の猛獣使い”否、“サーカスマスター”であったのかもしれません。

 きびきびとしっかり場を仕切る堂本光一さん。やんわりと場をなごませる堂本剛さん。彼らにかかれば、ちょっと気難しいアーティストも思わず素直になってしまいそう。

 ふたりの絶妙な采配があったればこそ、毎回ゲストの魅力を引き出したセッションが可能であったのだろうと思います。

 また『新堂本兄弟』は、それぞれの出演者のファン同士にもあたたかな絆をつないでくれました。「お母さんが西川貴教さん、娘の私が樽美酒研二さんのファンなので、CDを貸し借りするようになった」とか、「もともとKinKi Kidsが好きだけど、高見沢さんのトークが楽しくてアルフィーも聴くようになった」という例は枚挙にいとまがありません。

 さらに、「KinKi Kidsがギターを弾いてる姿もいいし、好きなミュージシャンがたくさん出るから観てる」という男性ファンも多いようです。

 くだんの『新堂本兄弟』は、来週9月28日の放送をもって終了。

 司会のKinKi Kidsは活躍の場を昼間に移し、『KinKi Kidsのブンブブーン』なる、ロケバラエティー番組に挑戦することが伝えられています。

 また、『新堂本兄弟』の後番組は、タモリによるトーク番組『ヨルタモリ』がスタンバイ中とのこと。

 くしくも日本の昼夜を守ってきた3人が、管轄を入れ替えて再び茶の間に降臨することになったのは、なかなか興味深い構図といえましょう。

『新堂本兄弟』の最終回は、30分の番組をフルに使ってのライブが予定されていると言います。感動必至のフィナーレ、なんとしても見逃したくはないものです。

●『新堂本兄弟』http://www.fujitv.co.jp/DOMOTO/
2014年9月28日(日)23:15〜23:45に最終回を放送予定。
『KinKi Kidsのブンブブーン』2014年10月より、毎週日曜13:30〜14:00に放送予定。
『ヨルタモリ』2014年10月より、毎週日曜23:15〜23:45に放送予定。
※いずれもフジテレビ系。

<TEXT/みきーる ILLUSTRATION/二平瑞樹>

【みきーる】
編集者&ライター。出版社勤務を経て、2000年に独立。ふだんは『週刊アスキー』などパソコン誌や女性誌、ウェブサイトで編集・執筆。著作に『ジャニヲタあるある』『ジャニヲタあるある フレッシュ』『ジャニヲタ談話室!』など(イラストはいずれも二平瑞樹)。ジャニヲタ歴は、約20年。KinKi Kidsの担当に始まり、現在はグループを問わず応援する“事務所担”。mixiコミュニティ“ジャニーズチケットお見合い処”管理人。Twitterアカウント:@mikiru