9月特集 アジア大会2014の発見!(4)

韓国の仁川で行なわれるアジア大会2014(9月19日〜10月4日※サッカーは9月14日からスタート)が開幕した。各競技における熱戦が期待される中、大会を彩る「強くて、美しい」アジア各国の女性アスリートたちにも注目が集まっている。日本人選手を除いて、特に前評判が高いのが、今回紹介する7名。競技を楽しむと同時に、人気と実力を備えた"アジアンビューティー"の奮闘ぶりをチェックしてみてはいかがでしょうか。

【新体操】
ソン・ヨンジェ(韓国/20歳)
1994年5月28日生まれ。5歳から新体操をはじめ、16歳のときに2010年中国・広州アジア大会に出場。韓国に同種目(個人総合)初のメダル(銅メダル)をもたらす。以来、その愛くるしい容姿も相まって、国民的スターとして一躍脚光を浴びるようになった。今や「キム・ヨナ二世」「国民の妹」などと称されて、韓国国内の人気は相当なもの。韓国ビッグ企業のCMにも多数起用されている。2012年ロンドン五輪では個人総合で韓国人初の決勝進出を果たし、2014年FIG(国際体操連盟)ワールドカップ個人総合でも韓国人初の金メダルを獲得。地元開催の今大会、期待されるのは、もちろん金メダルだ。

【スカッシュ】
ディピカ・パリカル(インド/22歳)
1991年9月21日生まれ。インドではもちろんのこと、世界的に注目を集めているスカッシュ界のヒロイン。2012年WSA(女子スカッシュ協会)の世界ランクでトップ10入りを果たし(現在は12位)、今大会でもメダル候補のひとりに挙げられている。フランスのスポーツチャンネル『TRACE Sports』が選定する「最もセクシーなアジア人女性アスリート」の2位に選ばれたことのある彼女(ちなみに1位は、フィギュアスケートのキム・ヨナ)。インドでは絶大な人気を誇り、あらゆる企業広告に登場している。

【卓球】
ソ・ヒョウォン(韓国/27歳)
1987年5月10日生まれ。2011年コリア・オープンで日本の石川佳純を下して注目される。韓国では、「卓球美女」「卓球オルチャン(美顔という意味の造語)」の愛称で親しまれ、あるポータルサイトでは検索1位になったこともある。当初は人気が先行していたが、昨年はコリア・オープン、ポーランド・オープンのシングルスで優勝。韓国卓球連盟の2013年MVPに輝いた。世界ランキングも昨年2月の段階では43位だったが、今年4月には8位に急上昇(現在11位。ちなみに日本勢は石川佳純が8位、福原愛は14位)。初出場のアジア大会では、得意とする"守りの卓球"でメダル獲得を目指す。

【バレーボール】
キム・ヨンギョン(韓国/26歳)
1988年2月26日生まれ。弱冠17歳で韓国代表に選出された俊英。2009年〜2011年5月までは、日本VリーグのJTマーヴェラスに所属。チームのプレミアリーグ優勝(2010−2011シーズン)に貢献した。現在はトルコリーグでプレイ(所属はフェネルバチェ)。韓国では「100年にひとりの逸材」「バレー女帝」と呼ばれている。最近はドイツ代表監督が「彼女はサッカー界で言えば、メッシ以上の存在」と表現したことから「女子バレー界のメッシ」とも称される。料理が趣味で、得意メニューはキムチ・チゲ、プルコギだとか。

【テニス】
サニア・ミルザ(インド/27歳)
1986年11月15日生まれ。2009年全豪オープン混合ダブルスでインド人女性として初のグランドスラムタイトルを獲得。その実力とチャーミングなルックスから、「サニア・マニア」と呼ばれる熱狂的なファンを持つ。今年の全米オープン混合ダブルスでも、ブラジルのブルーノ・ソアレスと組んで優勝。アジア大会では「インド国民たちの娘」というキャッチフレーズで、韓国でも注目を集めている存在だ。

【飛び込み】
何姿/ホ・チュィ(中国/23歳)
1990年12月10日生まれ。競泳・女子飛び込みをお家芸とする中国期待の星。美人ダイバーとして人気を博した2004年アテネ五輪金メダリストの郭晶晶(グォ・ジンジン)の後継者とされている。前回の2010年広州大会で金メダルを獲得して人気が爆発。中国では「跳水公主(飛び込みプリンセス)」と呼ばれ、写真集も大いに売れたという。アジア大会連覇を狙うダイビングは見逃せない。

【フェンシング】
キム・ジヨン(韓国/26歳)
1988年3月12日生まれ。2012年ロンドン五輪の女子サーブルで栄冠を獲得。フェンシングでは韓国人初の金メダリストになった。現在の国際フェンシング連盟(FIE)ランキングはアジア人最高の6位。「個人と団体の二冠達成が目標」という彼女が、今大会も頂点に立つ可能性は高い。その凜とした美しさから「チョミニョコムゲッ(超美女剣客)」の異名を持ち、アジア大会のPR映像にも起用されている人気選手だ。

慎 武宏●文 text by Shin Mukoeng