[アジア大会]会心の一撃、先制点叩き込んだFW野津田「勢いに乗っていける」

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[9.21 アジア大会GL第3戦 日本4-0ネパール 高陽]

 背番号13の左足が火を吹いた。序盤から主導権を握ったU-21日本代表だったが、選手全員が自陣に引くネパール守備陣を崩すのに苦戦した。スコアが動かないまま時計の針が進んでいくが、前半33分にFW野津田岳人が均衡を破るゴールを叩き込む。

 ボールを受けた場所はPA外だったが迷いはない。相手のプレッシャーが弱いと感じると、ボールを持ち出して左足を一閃。凄まじい勢いで飛び出したボールはクロスバーに当たりながらも、ゴールマウスへと吸い込まれ、貴重な先制点をもたらした。野津田自身も「自分が得意な形で決められた」と自画自賛している。

 前日の全体練習後にマンツーマンでシュート練習に付き合った手倉森誠監督もこのゴールには笑顔を見せた。「彼があそこからのシュートレンジを持っていることは、自分のイメージとしてあった。日本にも『大砲』があるということが示せたことで、よりコンビネーションも生かせる」と野津田のミドルシュートが今後の日本にとって大きな武器になると語った。

 初戦のクウェート戦、第2戦のイラク戦では無得点に終わっていただけに、今大会初ゴールには喜びもひとしおだ。「やっと1点を決められて、良かった。自分的にも自信になったので、これから勢いに乗っていけるかなって思います」と語ったように、決勝トーナメントでの爆発を狙う。

(取材・文 折戸岳彦)