スタッフ陣と話し込むCBの岩波。植田らとともに堅守を構築できるか。(C) SOCCER DIGEST

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 決勝トーナメント進出を懸け、9月21日にグループステージ最終戦となるネパール戦に臨むU-21日本代表は20日、安山ワー競技場のサブグラウンドで練習を行なった。
 
 ウォーミングアップ後のフリーマンを置いた8対8では、同じチームの大島僚太、中島翔哉、原川力がテンポの良いパス交換を見せるなど、各選手のコンディションは良さそうだ。
 
 その後はセットプレーのメニューに移り、最初は守備陣をメインに確認作業を行なった。手倉森誠監督が「プロテクトしろ!」と檄を飛ばす。攻守が入れ替わると、エアバトルに強さを発揮する植田直通や遠藤航らが打点の高いヘディングシュートを繰り出す。またFKの練習では指揮官自らが実演し、いくつかのパターンをテストして、最後はストレッチでトレーニングは終了した。
 
 いつもよりも短い時間での最終調整だったが、岩波拓也は「身体がだいぶでき上がってきている状態なので、そこまで上げなくてもいいという判断だったのかなと思います。今日は短い時間のなかで、集中力とコンディションを上げる目的でやっていました」と語る。その岩波は練習後、監督やコーチとともにしばらく話し込む姿があった。
 
「ディフェンスのやり方とか、いろいろと自分が思っていることを伝えました」
 20歳のディフェンスリーダーは、ラインコントロールや状況に応じたポジショニングで気になる部分があったようで、疑問点をクリアにするためにスタッフと話していたという。
 
「イラク戦での失敗をそのままにしていたらもったいないし、活かさないと。自分が思っていることを、自分のなかで止めておいても意味がないので、そこはいろんな人に僕の意見を伝えて、相手の意見ももらって、どうやっていくかを考えていかないといけない」
 
 試合を重ねるごとに様々な収穫や課題など「発見」がある。それを着実にチームの糧にしていき、成長につなげるのが今大会の目的のひとつでもある。
 
 そうした作業がこの日も行なわれていた。代表チームの活動期間は決して長くない。こうした日々が一日でも長く続くよう、ひとつでも多く勝ち上がってほしい。
 
 ネパール戦の予想メンバーは、以下の通り。システムは4-2-3-1。
GK/牲川歩見
DF/右SB:室屋 成、右CB:岩波拓也、左CB:植田直通、左SB:山中亮輔
MF/右ボランチ:大島僚太、左ボランチ:遠藤 航、右MF:野津田岳人、トップ下:中島翔哉、左MF:矢島慎也
FW/CF:鈴木武蔵
 
取材・文:広島由寛(週刊サッカーダイジェスト)