【漫画】もはや別作品!? 進撃、こち亀ほか「第1話」が衝撃的すぎた人気マンガ6選

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連載マンガの第1話は、話題性を狙ってインパクトの大きな話になることが多いもの。中には「そんなに風呂敷広げちゃって大丈夫?」と読者をヒヤヒヤさせるものや、主人公のキャラクターが定まっていないものも少なくありません。そこで今回は、「これはどうしても続きが読みたくなる!」と思わせる、“スゴい”第1話を紹介していきます。

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■「寄生獣」のグロ過ぎる捕食シーンがスゴい

人間に寄生する謎の生物「パラサイト」と、人類の対立を描くSFコミック「寄生獣」。1990年から1995年にかけて連載されたこの作品は、単行本の累計発行部数が1100万部を超える大人気作品です。

今年にはアニメ放送と映画化が予定されていることもあり、現在その人気は再燃中ですが、軽い気持ちで単行本の第1話を読むと度肝を抜かれる人は少なくないでしょう。

と言うのも、この作品では人類に寄生した「パラサイト」が人間を捕食する場面がとてもグロテスクに描かれているのです。

第1話の最後のページは、「パラサイト」によって首ごとかぶりつかれた被害者の無惨な姿で締めくくられており、読者の恐怖を煽ります。

このグロテスクな描写こそが、寄生獣の魅力でもあるのですが、さすがにアニメや映画で完全に再現するのは難しそうですね……(笑)。

■大御所作家を名指しで批評! 「アオイホノオ」主人公のビックマウスがスゴい

芸大生の主人公「焔 燃(ホノオ モユル)」がプロのマンガ家を夢見て奮闘する様を描いたコメディー作品「アオイホノオ」。1980年代初頭を舞台にしたこのマンガは、作者である島本和彦氏の若かりしころをモチーフとした自伝的作品です。

「この物語はフィクションである」というおなじみの文言から始まる第1話の内容は、とてもフィクションとは思えない描写のオンパレード。

自意識過剰な主人公が、いきなり大御所漫画家のあだち充を辛口で批評したかと思えば、高橋留美子に対して「俺だけは認めてやろう!! ファンレターでも出すかな!!」と過激な迷言を連発し出すのだから驚きです。

読者はページをめくりながら、「こんなこと言って怒られないのか? というかこれは作者の本音じゃないのか?」とヒヤヒヤさせられっぱなしです(笑)。

しかも主人公は、偉そうなことを言いながらいつまで経ってもなかなか漫画を書かず、第1巻はほとんどペンを持たずに終わります。果たして主人公はプロのマンガ家になれるのか、そもそも漫画を描く気があるのか……いろいろな意味で、この先の展開がとても気になる第1話ですね(笑)。

■「美味しんぼ」第1話の山岡士郎の不潔さがスゴい

新聞社の社員である主人公・山岡士郎と栗田ゆう子が、食にまつわるさまざまなストーリーを展開していくグルメマンガ「美味しんぼ」。30年以上に渡って連載され、アニメとドラマにもなったこの作品の第1話をあなたは読んだことがありますか?

現在連載中の本編では三児の父になり、比較的穏やかな性格の人物として描かれている主人公の山岡ですが、初登場時には、無精髭で鼻をほじり、洗顔後に雑巾で顔を拭く超不潔男として描かれていました。

今後の展開を匂わせる内容の面白さ以上に、山岡のインパクトに度肝を抜かれた読者は少なくなったことでしょう。長寿マンガになると、主人公や主要キャラクターの性格が驚くほど変化することはありますが、「美味しんぼ」もその典型のようですね。

■過激ワード連発! 初期の「こち亀」の攻めっぷりがスゴい

主人公の変化が著しい作品といえば、週刊少年ジャンプで連載中のギャグマンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」も外せません。

下町の破天荒な警察官・両津勘吉の日常を描いたこの作品は、少年誌の最長連載記録を保持している世界一の長寿漫画。長く連載しているだけあって、初期の画風やストーリーは今とはまるで別モノなのです。

第1話の両津勘吉は、警官であるにもかかわらず野良猫に拳銃を全弾発砲したかと思えば、ロシアンルーレットで死んだ同僚の思い出を笑顔で回想する血も涙もない性格で描かれています(笑)。

少年漫画とは思えない過激な発言も多く、現在発行されている改訂版では、差しかえられているセリフも多いのだとか……。

今でこそ、笑いあり、涙あり、ドタバタ劇ありの作品として支持されている「こち亀」ですが、連載初期はかなり攻めていたんですね。

■「進撃の巨人」の微妙な画力と先行き真っ暗な絶望展開がスゴい

累計発行部数4000万部を超える大人気マンガ「進撃の巨人」は、強大な力を持つ巨人と人類の戦いを描くファンタジーバトルマンガ。来年には実写映画化も予定されており、今やその人気は社会現象になりつつあります。しかも、作者である諫山創氏は、これがデビュー第1作目だというのだから驚きです。

しかし、作品が人気になってから連載を追い始めた方の中には、「実は物語の序盤を読んだことがない」という方も意外と多いと聞きます。そんな方は「進撃の巨人」の第1話を読むと少し驚くかもしれません。

と言うのも、先ほど前述したようにこの作品は作者にとってのデビュー1作目。つまり、第1話の画力や構図はかなり荒いわけです(ファンのみなさん、怒らないでください)。

特にキャラクーの描き分けは苦手だったようで、「あれ? コイツとコイツ同じ顔だけど……?」なんて場面も散見します(ホントに怒らないでください)。

しかし、そんな微妙な画力を気にさせないほどの圧倒的なストーリー構成力で、読者をグイグイと作品の世界に引きずり込む作者の才能は間違いなく本物。しかも第1巻の最後は、主人公のエレンが巨人に食べられて終わるという衝撃的すぎる展開なので、読み始めたら最後、先が気になって仕方ありません!

■十種競技マンガ「デカスロン」の躍動感あり過ぎな構図がスゴい

数ある陸上競技の中でも、十種競技というマイナーどころに焦点を当てたスポーツマンガ「デカスロン」をご存じでしょうか? テレビアニメ化もされた大ヒット作「へうげもの」でおなじみの作者・山田芳裕氏が1999年まで連載した同作は、その荒削りな絵柄と躍動感あふれる独特の構図で話題を呼びました。

天性の運動神経を持つ主人公・風見万吉が日本選手権に出場している場面から始まる第1話では、広角レンズで撮影した写真のように疾走感のある絵が次々に登場。

これまでのスポーツマンガの常識を覆すようなその力強い構図は読者に受け、十種競技のマイナーさと相まって一躍人気作品となりました。


後にヒットするマンガの多くは、第1話ですでにその片鱗を見せているものです。みなさんも大好きなマンガの第1話を読み返して、作品の意外な一面を発見してみてください。