natsuzoh氏
アベノミクスで発生した急激な円安トレンド後は、横ばい状態が続くFX。だが、長者たちはここでも勝つ手法を編み出していた!

相場予想せずともFXは勝てる
<運用資産1億6000万円/スイング:natsuzoh氏>

「損切りも、細かい相場予想もしない。上下どちらに動いても儲かるよう、機械的に“買い下がり/売り上がり”して、ポジションを調整するだけです」

 そう説くのは専業歴10年、ベテラン投資家のnatsuzoh氏だ。セオリーの逆を行く、その考え方は独特だ。相場が下がれば、買いと売り、両方の新規ポジションの指値を一定幅にズラリと並べていく。

「大切なのは指値の“甘辛”です。買い相場なら“買いに甘く(指値幅を広く)・売りに辛く(指値幅を狭く)”する。買い指値を1円幅に設定したら、売り指値は1円5銭幅にするといったように5%内で調整します。そうすると、同じ5円幅のなかで買いは5本、売りは4本と買いポジションを多く持つことになります。逆に売り相場なら“買いに辛く・売りに甘く”です」

 相場が一定のレンジで動き、長期戦略と捉えれば負けが確定しない手法。ここで欠かせないのが資金管理だ。

「この手法は一方向に強いトレンドが発生すると、利確できずに含み損が増える一方。為替はトレンドが長く続きやすいので、20円幅の変動ではピクともしない資金管理が必要になります」

 20円以上の変動にも耐えられる枚数で指値の幅、ポジション量を決めていく。シンプルなようだが、このやり方でnatsuzoh氏は継続的に儲けている。

「今は円安だから買いポジを増やしすぎないよう、『買いに辛く・売りに甘く』。米ドル/円=70〜80円に下がってもいいように調整します」

 ちなみに、アベノミクス相場の先行きは?

「トレンドは後になって気づくもの。第1幕だ、第2幕だと予想しても本当は意味がない」

 この人にアベノミクスは関係ない。ひたすらナンピンを繰り返すのみ――。そこに必要なのは、見事なまでの資金管理能力なのである。

<教訓>
円安・ドル高の今は売りに甘く、80円まで下落対応できるよう調整

【natsuzoh氏】
[投資歴:’94年から20年間/アベノミクス益:3000万円超/主な通貨ペア:米ドル/円、ユーロ/円]FX、株、225先物などを手がける専業歴10年のベテラン投資家。現在はFXを中心に運用し、アベノミクス開始時からだと利益は3000万円。資産はとうに億超えを達成済。 http://ameblo.jp/natsuzoh95/