李登輝氏、大阪で記者会見  “日台の絆”強調

写真拡大

(大阪 19日 中央社)日本を19日から訪問中の李登輝元総統(91)は同日夕、大阪市内のホテルで記者会見し、日台関係や今回の訪日について、日本語のほかに台湾語と中国語も交えながら自身の考えを熱く語った。

李氏は、日本で有志議員が制定を目指している日本版の「台湾関係法」について、法律自体は経済的利益につながらないかもしれないが、最も重要なのは両国国民の「心と心の絆」だとした。また、複数の事例を取り上げて日台関係は「密接で極めて特殊なもの」だと強調した。

一方、注目されている安倍晋三首相との面談の可能性については、「(招請団体の)日本李登輝友の会による手配はない」と否定した。

李氏の訪日は2009年9月以来5年ぶりで、2000年の総統退任後は6回目となる。25日までの滞在中には国際関係をテーマにした講演会(大阪、東京)のほか、初めて訪れる北海道では農場の視察などが予定されている。

(楊明珠/編集:羅友辰)