五十嵐氏はUSBメモリ型ASICとその上位機種10台などでモナを採掘中
昨年1年で100倍にも値上がりしたビットコインは、今年2月に大手取引所が倒産したことを受けて暴落……。だが、これは暗号通貨バブルの序章にすぎなかった! ポスト・ビットコインに名乗りを上げる暗号通貨の数々で荒稼ぎする方法を探った。

高性能ASIC投入で毎月の収支は黒字に?

 日本初の暗号通貨「モナーコイン」の採掘を行っている五十嵐晴紀氏が熱中するモナーコインはどれだけ掘れるのか?

「私は一日に1200モナ(約4000円)ほど掘ってます。月に12万円以上の収入ですね」(五十嵐氏)

 と、なかなかの羽振りのよさ。が、それなりの初期投資が必要な様子。

「僕は5000円のUSBメモリ型の『ASIC』を100枚、その上位機種を10台(1台約1万3000円)、さらに13万円前後の最上位機種を3台使っています。ASICというのは、マイニング用に最低化されたツール。これにザッと100万円ぐらいの初期投資をした格好ですね。それと、教育用に作られた『ラズベリーパイ』を使っています。このラズベリーパイの消費電力はパソコンの200分の1以下なので重宝してます。採掘のランニングコストのほぼ100%が電気代。これをいかに抑えるかが重要なんです」

 今回取材したマイナーの一人は、処理能力の高いGPU(グラフィックボード)を積んだパソコンで同じくモナーコインの採掘を行っていた。が、聞いてみると、電気代がかさんで毎月5000円ほどの赤字……。それでは、続ける意味もなさそうだが、そこにはモナーコインならではの魅力があるという。前出の樋田氏が解説する。

「モナはできて1か月ほどで専用の取引所や『モナオク』というオークションサイトができたりと、周辺サービスの成長が著しい。4月には『モナーコインと遊ぶ会』という交流会が開かれたのですが、そこではガチャガチャでモナーコインが買えるという試みなど、ビットコインでは見られなかった新しい取り組みが数多く見られました。また、ツイッターアカウントだけでモナの受け渡しができる『tipmona』というサービスがあるのですが、それを開発したのは17歳の高校生エンジニアだったりと、とにかく参加者が若い! その点でもモナは将来が楽しみな通貨。今は1モナ=3・5円程度ですが、3月には急騰して15円まで付けたこともありましたから……数年以内に100倍ぐらいに値上がりしてもおかしくないと見ています」

 資産10倍計画どころか、100倍!? どうやら3月の急騰は海外サイトでモナーコインが紹介されたことを引き金に、買い需要が高まったことが背景にあったのだとか。五十嵐氏は「最近はアメリカ、中国のマイナーもモナを掘り始めている」と話す。それだけで数倍に値上がりするなら、確かに100倍もあり得なくはなさそう。億万長者を目指すなら、ASIC使いのモナマイナーが近道かも!?

【暗号通貨の錬金術】
暗号通貨の錬金術 新しく、海外勢が参入しづらい日本初モナーコインはねらい目!

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取材・文・撮影/暗号通貨で資産10倍にし隊 イラスト/もりいくすお 図版/WADE
― [暗号通貨バブル]で資産10倍計画【4】 ―