第17回アジア競技大会女子サッカーのグループB第2節が18日に行われ、なでしこジャパンはヨルダン女子代表と対戦した。

 初戦は同大会で過去3度の最多優勝を誇る強豪の中国と対戦し、スコアレスドローで終わったなでしこジャパンと、同じく第1節を台湾と引き分けたヨルダンが初勝利をかけた対戦となった。日本は、中国戦からGK海堀あゆみ、MF中島依美、FW高瀬愛実、FW増矢理花に代えて、GK山根恵里奈、MF木龍七瀬、FW吉良知夏、FW菅澤優衣香が先発入りした。
 
 前半開始直後3分、ハーフラインの宮間あやからのロングパスで、ヨルダンDFの裏を抜け出した川澄奈穂美が、トラップからGKをかわすも、これはオフサイドの判定。しかし、5分に同じような形で、今度は左サイドの臼井理恵のロングパスから抜け出した川澄が、しっかりトラップし、落ち着いてシュート。これが決まり日本が早々と先制に成功した。

 さらに前半12分、右サイドの川澄がクロスを上げると、菅澤が打点の高いヘッドで合わせてゴール。日本が2−0とリードを広げた。20分に、日本は左CKのチャンスで相手GKの周辺に選手を密集させる。そこに宮間がボールを入れると、阪口夢穂がゴール正面で合わせて3点目を挙げた。32分には、宮間の左サイドからのクロスを、ゴール正面で受けた阪口が、右の菅澤とパス交換でDFをかわし、シュート。1度はヨルダンDFがブロックするも、そのこぼれを豪快に決めて4点目を獲得した。

 日本はさらに、36分に右サイドの有吉佐織が速いクロスを上げると、吉良が触れるもミートできない。しかし後方のヨルダンDFアブ・カシェフがクリアを枠に飛ばしてしまいオウンゴール。日本のリードは5点となった。39分、左サイドの宮間からのクロスを吉良がヘッドで合わせるが、シュートはクロスバーを直撃。そのボールに詰めた菅澤が頭で押し込み6点目。41分に吉良がペナルティエリア内の左からシュートを放ち、ヨルダンGKがセーブするも、またもこぼれ球に詰めた菅澤がハットトリックを達成しを挙げて7−0となった。

 44分には、左サイドの木龍がマイナスに折り返したところに、走りこんできた阪口がダイレクトでシュート。これはヨルダンDFにあたるも、こぼれてきたボールを吉良が、そのままシュートを決めて8−0。前半は日本が8点の大量リードで折り返した。

 後半に入っても日本の勢いは変わらず49分、ヨルダンDFがクリアしたボールがペナルティエリア内にいた菅澤に渡ると、胸トラップからボレーシュートを放つ。これは左ポスト直撃でゴールにならなかったが、ヨルダンのクリアが中途半端になり、吉良にボールが渡ると、ペナルティエリア右からシュートを放ちネットを揺らす。これで日本は9−0とした。60分、左サイドの川澄がクロスを上げると、ファーを走りこんでいた宮間がヘッドで合わせてチーム10得点目を挙げる。

 勢いよく得点を獲得していた日本だったが、アクシデントが発生した。65分にヨルダンのロングボールに対応したGK山根と長船加奈が交錯。山根の膝が肩に入った長船が岩清水梓と交代となった。

 しかし、日本の攻撃は止まらない。71分に左のCKでニアからファーへと逃げた阪口がシュートを決めてゴール。阪口もハットトリックで、11−0となった。77分に日本は、木龍に代えて増矢を投入。すると77分に、その増矢が左サイドから低めのボールを入れて、菅澤がシュートを試みるもヨルダンDFがブロック。しかし、流れたボールを川澄がシュートするとヨルダンDFにあたり、コースが変わってゴールに吸い込まれ12−0となった。82分には菅澤に代えて中島を投入した。

 試合はこのまま終了。12得点を獲得したなでしこジャパンが、ヨルダンを完封して快勝し、今回のアジア大会で初勝利を挙げた。

 なでしこジャパンは、22日に行われるグループステージ第3節で台湾と対戦する。

【スコア】
なでしこジャパン 12−0 ヨルダン女子代表

【得点者】
1−0 5分 川澄奈穂美(なでしこジャパン)
2−0 12分 菅澤優衣香(なでしこジャパン)
3−0 20分 阪口夢穂(なでしこジャパン)
4−0 32分 阪口夢穂(なでしこジャパン)
5−0 36分 オウンゴール(アブ・カシェフ)(なでしこジャパン)
6−0 39分 菅澤優衣香(なでしこジャパン)
7−0 41分 菅澤優衣香(なでしこジャパン)
8−0 44分 吉良知夏(なでしこジャパン)
9−0 49分 吉良知夏(なでしこジャパン)
10−0 60分 宮間あや(なでしこジャパン)
11−0 71分 阪口夢穂(なでしこジャパン)
12−0 77分 川澄奈穂美(なでしこジャパン)