中国メディアの新華社は15日、19日に韓国の仁川(インチョン)で開幕する第17回アジア競技大会について、「ブラジルワールドカップの閉幕から2カ月しか経過していないためか、あまり注目が集まっていない」とし、チケットの売れ行きも芳しくないと伝えた。

 記事は、今大会のホスト国である韓国が「韓流」ブームを利用して国内外に向けたプロモーションを展開していると紹介。特に「星から来たあなた」が大ヒットしている中国でも大々的にプロモーションが行われたとする一方、「実際にお金を支払おうとする中国人は少ない」とし、組織委員会は売れ残っているチケットに頭を悩ませていると報じた。

 続けて、9月10日までに販売されたチケットは全体の10分の1に過ぎないと紹介、「しかも、この数字は販促や優待などを行ったうえでの結果」と指摘。また、韓国ではアジア競技大会に対し、「8割の国民が興味を持っていないとの調査結果もある」としたうえで、韓流スター総動員とされる開幕式のチケットすら投げ売り状態だったと伝えた。

 さらに記事は、北京奥林匹克倶楽部の王〓総経理が、「世界中でプロスポーツが発展した今、アジア競技大会が“冷遇”されてしまうのも致し方ないこと」、「オリンピックのような替えの効かない祭典を除き、アジア競技大会のような地域色の強い競技大会には、もはやさほど見どころがない」と述べたことを紹介。(〓は王へんに「奇」)

 また、アジアオリンピック評議会の魏紀中終身名誉副主席は「アジアオリンピック評議会でもアジア競技大会の見どころや売りを模索している」と述べたと報じた。(編集担当:村山健二)