[アジア大会]唇を噛むU-21代表MF矢島「悔しさを忘れない」

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[9.17 アジア大会GL第2戦 日本1-3イラク 高陽]

 GL第1戦は控えに甘んじたが、第2戦のイラク戦で先発としてピッチに立った。12年AFC U-19選手権準々決勝、そして今年1月のAFC U-22選手権準々決勝で敗れた因縁の相手。両試合で先発出場していたU-21日本代表MF矢島慎也は「リベンジを果たす」と大会前に誓っていた。

 右ウイングで出場して意識していたことを、「前からイラクが圧力を掛けてくるので、1人目を外したら誰かが空くと思っていた」と語った矢島だが、最終ラインまで圧力をかけてくるイラクを前になかなかボールを呼び込めない。しかし前半36分、DF岩波拓也の縦パスを鮮やかなワンタッチでゴール中央に流し、MF中島翔哉の得点を演出した。

 1-1で前半を折り返し、後半3分に勝ち越しゴールを許す展開の中、矢島に決定機が訪れた。同18分、右サイドを崩した中島のグラウンダーのクロスに反応すると、ゴール前でフリーになる。しかし、右足で合わせたシュートはゴールマウスの上に飛び、同点ゴールを叩き込むことができなかった。

「後半は自分たちのペースに持っていけたと思いますが、自分のところで点を決めないといけなかった。終わったことではありますが、あの悔しさを忘れずに次の練習からもっともっと意識してやらないといけないと思いました」と唇を噛んだ。

 試合は1-3で敗れ、イラクへのリベンジを果たせないまま試合を終えた。しかし、ここで下を向くわけにはいかない。「イラクは試合運びがうまかったけど、1月のときに比べると僕たちができたことも多かったですし、決してマイナスの負けではありません。イラクと対戦するには、上に勝ち進んで行かないといけないので、気持ちを切り替えて次の試合に臨みたいです」。負けた悔しさを糧にして、さらに成長していくと上を向いて答えた。

(取材・文 折戸岳彦)