■調達額は200億ドル?! アリババ上場で注目されるアメリカの株式市場

 米国の株式市場が元気だ。2013年にはIT関連企業など222社が上場、11月に上場したツイッターは約18億ドルを調達して話題になった。今年7月には、優良株で構成するダウ工業株30種平均が、2日連続で市場最高値を更新。8月初旬にかけて一時下落調整したものの、現在は再び高値を維持している。投資家の期待は、ITなど勢いのあるモメンタム株のみならず、値動きが比較的鈍い優良株にも広がっている。

 今年最大の注目が、中国のECサイト大手アリババ・グループ・ホールディングの上場だ。ソフトバンクの孫正義社長も出資する同社は、最大200億ドル規模の調達が予想されている。実現すれば、フェイスブックの調達額160億ドルを上回り、米国市場のテクノロジー企業では過去最大に。他にも、データ保存サービスのドロップボックス、ツイッターの共同創業者ジャック・ドーシー氏が率いるスクエアも上場を予定しており、活況はしばらく続きそうだ。

 米国市場は、日本人投資家にも注目が高い。08年のリーマン・ショックで稀にみる大幅下落を見せたが、国の政策も奏功し、09年後半には経済も安定成長経路に戻した。また米国市場には、IT界の巨人から老舗企業まで、グローバル企業が多く上場する。「世界のどこか」が元気なら、米国市場も元気ということだ。