[アジア大会]アンカーをこなしたU-21代表DF遠藤「高3以来かな…」

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 アジア大会直前の国内合宿で体調を崩したU-21日本代表DF遠藤航が、万全のコンディションで17日イラク戦を迎える。16日に行われた4-3-3のシステム練習ではアンカーの位置に入り、攻守での役割を細かく確認した。しかし、遠藤は「アンカーは高校3年のときにナビスコ杯で出ましたが、それ以来かな…」と語ったようにアンカーの経験はほとんどないようだ。

「風邪を引いてしまいましたが、もう治りました。いつでも試合に出る準備はできていますし、出たら自分の特長を出しながらやるべきことをやっていければなと思っています」と改めて決意を表明。システム練習でアンカーに入ったように、先発出場の可能性は高い。そしてアンカーで出場した際には、まずは守備を第一に考えたいと話した。

「リスクマネジメントを常に意識しないといけませんし、カウンターは相手の武器だと思うので、自分のところでつぶせればいい。たとえつぶせなくても、攻撃を遅らせるような対応をしたいです。ブロックを作った守備の中でも相手のクサビに対してとか、裏に出たボールのセカンドとかで気を使ったプレーを意識したいですね」

 所属する湘南では3バックの一角を任されながらも30試合出場で7得点を決めているように、高い得点力も魅力だ。しかし、「チャンスがあれば前に行くこともあると思いますが、前(インサイドハーフ)の2人がいるので、全部が全部という必要はありません。出場するとしたらアンカーなので、前に重心を置き過ぎてもいけないと思っています」と攻撃面の比重を軽くしてでも、まずは失点を防ぐスタイルで試合に臨もうとしている。

 CBやボランチでの経験は豊富だが、「いつやったか分からないですね(笑)」と語るように、中盤の底を1人でカバーするアンカーの経験は少ない。「ただ中盤はやっていますし、A代表の試合を見てアンカーの動きをイメージできているので大丈夫。あとはイメージを表現するだけです」と、不慣れなポジションでもチームの勝利のために戦うことを誓った。

(取材・文 折戸岳彦)