ジャニーズのハダカ祭り、ボクシングミュージカルに大興奮
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>

 東京は銀座で熱い拳を交えるボクサーたちがいます。

 会場は、日本が誇る帝国劇場。 しかもリングに立つのはKis-My-Ft2のメンバー、玉森裕太さんと千賀健永さんです。タイトルは『DREAM BOYS』。『DREAM BOYS』は、10年の歴史をもつジャニーズのミュージカルです。

◆今年で10年!『DREAM BOYS』はジャニーズの伝統芸

 2004年、滝沢秀明さん(タッキー&翼)を座長に迎えて幕を開けた同作(『DREAM BOY』)は、亀梨和也さん(KAT-TUN)に引き継がれ、2013年は『DREAM BOYS JET』として玉森裕太さん(Kis-My-Ft2)が三代目の座長となりました。

 “DREAM BOYS”はボクシングがテーマの物語ですが、『DREAM BOYS JET』はジャニーズの大兄貴こと近藤真彦さんが出演した縁もあり、今作のみカーレースの世界が描かれました。9月4日に初日を迎えた本年の『DREAM BOYS』は、テーマがボクシングに戻っています。

 歴代の“DREAM BOYS”には、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、A.B.C-Zほか、そうそうたるジャニーズのメンバーが出演してきました。

 今回も、玉森裕太さん、千賀健永さん、宮田俊哉さん(Kis-My-Ft2)のほか、永瀬廉くん、平野紫耀くん、高橋海人くん、Snow Manらフレッシュ&実力派のジャニーズジュニアが舞台を盛り上げています。

 断言しますが、絶対ひとりは好みのタイプが見つかるはずです。

◆リングで死闘を繰り広げる玉森vs千賀

「でも私、ボクシングとか詳しくないし……」という心配もご無用。

 ボクシング成分は全体の3割程度なので、その他はきらびやかな芸能の舞台とかイリュージョンとかスリルあふれるアクションを楽しめます。もちろん、ボクシングのファイトシーンも迫力満点。ステージに出現するリングで挑戦者・ユウタ(玉森裕太)とチャンピオン・ケント(千賀健永)が死闘を繰り広げます。

 サービス精神旺盛なジャニーズですから、2人以外のジュニアたちも細マッチョなボディを披露してくれて、これまた眼福です。

 ユウタ、ケント、トシヤ(宮田俊哉)の3人はよき友人で人気アイドルだったが、突然ユウタがグループを抜けると言い出す。ユウタの勝手に激怒するケント、困惑するトシヤ。やがてケントはボクサーに転身し、チャンピオンとなる。一方、トシヤは芸能プロデューサーとして後輩の育成に励んでいた。そんななか、ケントの半生を描く映画の撮影が決まり、主演にユウタが抜擢される。ひさびさに再会する3人。しかしユウタが気に入らないケントは、撮影の中止を要求。続行したければ、チャンピオンの自分とボクシングで真剣勝負をしろと言い渡す――。

 ストーリーはだいたいこんな感じですが、友を守るため逃走を余儀なくされる玉森さんの華麗なランナウェイが見物です。

 玉森さんは本作の座長ではありますが、その佇まいに「オレがオレが」のギラつきはなく、あくまで物静かでスマート。炎のように仲間を引っ張るというよりは、湖畔に立つ優しい王子がいつのまにか彼を慕う白鳥たちに導かれ、天に舞い上がってみせるような涼やかさがそこにありました。

 謙虚で、しかし芯の強い新しいリーダー像を玉森さんは築いたのだと思います。

 また、“DREAM BOYS”はリアルなジャニーズと同様、先輩の功績を後輩が継いでいく“継承物語”でもあります。本舞台に出演したジュニアが数年後に大きく花開くことは必至。

 フィナーレにはコンサートさながらのショータイムもありますので、ぜひ今のうちにチェックしておきたいものです。

【DREAM BOYS】9月30日まで帝国劇場で上演中。
http://www.tohostage.com/dreamboys/
※高橋海人くんは年齢の都合で夜の部のショータイムに出演できない場合あり。

<TEXT/みきーる ILLUSTRATION/二平瑞樹>

【みきーる】
編集者&ライター。出版社勤務を経て、2000年に独立。ふだんは『週刊アスキー』などパソコン誌や女性誌、ウェブサイトで編集・執筆。著作に『ジャニヲタあるある』『ジャニヲタあるある フレッシュ』『ジャニヲタ談話室!』など(イラストはいずれも二平瑞樹)。ジャニヲタ歴は、約20年。KinKi Kidsの担当に始まり、現在はグループを問わず応援する“事務所担”。mixiコミュニティ“ジャニーズチケットお見合い処”管理人。Twitterアカウント:@mikiru