テレビ界で“バラエティー番組の女王”といえば、ベッキー(30)で決まりだ。
 現在出演するテレビなどのレギュラー番組は『ありえへん∞世界』(テレビ東京)、『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS)、『中居正広の金曜日のスマたちへ』(同)、『にじいろジーン』(フジテレビ系)、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)など特番を含めると10本以上に出演する超売れっ子タレント。
 「テレビのギャラ以外に『眼鏡市場』、『NKSJひまわり生命保険』、『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』、『サーティワンアイスクリーム』など10本近くのCMが加わる。年収5億円オーバーは確実です」(芸能プロ関係者)

 ベッキーに出演オファーが殺到する理由は、圧倒的な強さを誇るその好感度。大手広告代理店系シンクタンクが実施する好感度ランキングで5年連続ナンバー1の座をキープしているのだという。
 ところが、表の優等生顔とは裏腹にベッキーの本当の素顔となると少々話は込み入ってくる。好感度はナンバー1どころか駄々滑り…。聞こえてくるのは思わず目が点になるような話ばかりなのだ。

 キー局で数多くのバラエティー番組を手掛ける売れっ子放送作家が早速ベッキーに苦言を呈する。
 「好感度を気にするあまり自分が出演する番組では、とにかく“いい人”キャラを演じがちなんです。例えば、高視聴率を取る日テレの『世界の果てまでイッテQ!』。女お笑いタレント・いとうあさこがTバック姿でお尻をペチペチ叩かれる尻ドラムに挑戦した。するとベッキーは一人だけスタジオで『かわいそう』『セクハラ寸前』などテンションが下がるコメントを連発し司会の内村光良を怒らせた。いとうは、ここで突っ込まれてナンボの女芸人なんです。ベッキーの一言で、いとうの笑いが台無しになってしまった」

 実は、ほとんどの『世界の果てまでイッテQ!』放送回でベッキーがスタジオで発したコメントの大半はカットされているという。しかも、これらは氷山の一角。
 「『ありえへん∞世界』、『中居正広の金曜日のスマたちへ』でも似たような話を聞きます。特に酷いのが『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』。視聴者と同じ目線で『酷い』『大丈夫』などとVTRに対しコメントする。その瞬間、自分の好感度を優先するのがミエミエなため、視聴者が興ざめすることにベッキーは気づかない。苛立つ司会のブラックマヨネーズの小杉から『お前、喋りすぎ。ちょっとだまっとけよ〜』などと冗談とも本気とも取れる怒声がスタジオに響く。でも、ベッキーも負けていない。編集できそうにないところを見計らってコメントを発するんです。番組の視聴率低迷の戦犯の一人は間違いなくベッキーですよ」(別の放送作家)