5&4の大差で薗田峻輔を下し、ベスト4に進んだ竹谷佳孝(撮影:ALBA)

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<片山晋呉インビテーショナル ネスレ日本マッチプレー選手権 2日目◇13日◇葛城ゴルフ倶楽部山名コース(7,048ヤード・パー72)>
 国内では11年ぶりの開催となるマッチプレー競技「片山晋呉インビテーショナル ネスレ日本マッチプレー選手権」。現在のシード選手には馴染みの薄いマッチプレーという競技形式のみならず、今大会ではそのハードな競技日程が選手たちを苦しめている。
松村道央、スイング回帰で得た“優勝できる”フィーリング
 「2ラウンドってこんなに疲れるんだって思いました」とはベスト4進出を決めた竹谷佳孝の弁。今大会には主催者からの招待を受けた32選手が出場し、トーナメントを最後まで勝ち抜いた選手は5度、マッチプレー競技(※18ホール)を戦うことになる。しかし、大会は3日間の日程で組まれており、2日目以降は1日に18ホールのラウンドを2回する必要がある。
 プロゴルファーという職業であっても、1日に2ラウンドすることはほとんどない。竹谷によれば、シーズンオフの合宿などで2ラウンドプレーすることもあるようだが、それはあくまでカートを使用してのもの。完全に歩きで2ラウンドをプレーする経験はプロでもほとんどないものなのだ。
 もちろんマッチプレー競技なので、試合展開によっては18ホールより少ないホール数で終わる場合もある。しかし、その一方で、エキストラホールに突入し、18ホール以上ラウンドするケースもあるのだ。実際、2日目は2回戦で3つのマッチがエキストラホールに突入。18ホール目で決着というパターンも多く、ラウンドを終えた選手たちは一様にその表情に疲労感を漂わせた。
 3回戦で松村道央に敗れた小田孔明は「もうバテました…体力不足って感じ」とコメント。一方、勝利した松村も「後半の18ホールは気温が上がって体力勝負になりましたね」とこの日のラウンドを振り返った。同じくベスト4進出を決めた近藤共弘も「昨日もエキストラホールまで行ってますし、明日もきついと思います」とこの日と同じく2ラウンドのプレーを行う最終日を見すえた。
 1対1の戦いであるマッチプレー競技にはストロークプレーとは違った様々な魅力がある。それは選手間の細かな駆け引きであったりするのだが、今大会ではそこに通常のトーナメントよりハードな“体力勝負”も加わった。プロゴルファーとしての技術、そしてトップアスリートとしての体力が求められる今大会を制するのは誰か。競技もいよいよあと1日を残すのみとなった。
<ゴルフ情報ALBA.Net>