まるで忍者!神スポーツ「パルクール」で世界を魅了する日本男児がいた【超絶動画&インタビュー】
 パルクールというカルチャーが注目を集めています。サントリーのCMで女子高校生が校内を飛んだり跳ねたりしているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。まるで現代の忍者のように、身ひとつで壁を這い上がったり、飛び降りたりといった超絶パフォーマンスを見せるパルクール界で、現在あるイケメンが席巻中。

 それは海外でも実績を残しているZENさんです。パルクールが登場する、現在公開中の映画『フルスロットル』(『ワイルド・スピード』シリーズのポール・ウォーカー最期の主演作)の日本宣伝隊長に就任しているZENさんが映画のために特別映像を収録。すごいことになっております!

⇒【YouTube】まるで忍者!神スポーツ「パルクール」で世界を魅了する日本男児がいた http://youtu.be/F8L3rPZefBc

【ZENプロフィール】
1993年生まれ。日本人初のプロトレーサー(プロ活動を行うパルクール実践者のことを指す)。15歳の時パルクールと出会い、16歳でアメリカに渡り修行を積む。わずか3年で世界大会に出場し、予選を一位通過しファイナリストに名を連ね、その名を世界に示した。

 パルクールについて、『フルスロットル』の感想、そしてご自身についてZENさんを直撃しました!

◆パルクールは精神との結びつきがないと成り立たないトレーニング

――パルクールを知ったきっかけは?

ZEN:YouTubeです。中学3年のときにクラスメートからすごい映像があると言って見せられて。いわゆるパルクールの超絶技集みたいな映像で。『フルスロットル』にも出ているダヴィッド・ベルも出ていました。それを見て影響を受けて、その日から、みんなでやろう!ってなったんです。

――日本でも話題になってきているパルクールですが、改めてZENさんからどんなものか教えてもらえますか?

ZEN:フランス発祥のトレーニング・カルチャーで、身の回りにある環境を使って体を鍛えていきます。もともとはジムに行くお金もないスラム街の若者たちが、自分と家族の身を守るために始めたのがルーツですね。

――パルクールが精神面に与える影響はありますか?

ZEN:パルクールは心と体が結びついて初めていろんなことができるんです。培った筋肉を自分の意のままに動かせるかどうかがテーマになってくるので、そもそも精神との結びつきがないと成り立たないトレーニングなんです。

――今回の特別映像の収録はいかがでしたか?

ZEN:場所を丸々貸し切っていただいてやれたので、やりたいことがすぐに出来て本当に楽しかったです。パルクールをやっていると、初めて来た場所でも自分の能力と照らし合わせたパフォーマンスができるんです。実際に飛べる距離とか、自分の限界や能力を把握した上で動くことができる。

自分の限界を超えたものはパルクールではないと言われているんです。あくまでもトレーニングですから、身体を壊したら意味がない。能力を高めていくことが大前提にあります。今回は、そんなパルクールの可能性を伝える意味でもいいきっかけになったと思います。

◆世界一のタイトルを獲って日本人でもできるんだと体現したい

――『フルスロットル』にダヴィッド・ベルが出演していると聞いていかがでしたか?

ZEN:嬉しかったですね。彼は僕らにとってなくてはならない存在。パルクールには絶対欠かせない存在なんです。

ただ、ダヴィッド・ベルは特殊な人で、公の場に顔を出すことが少ない。だからこの映画が公開になるまで一体何をしているんだろう、もうやめちゃったのかな、引退したのかな、なんていう話が出ていたくらいなんです。それが、今回、まだ現役でやれることを見せてくれたので、本当に嬉しいです。

『フルスロットル』は2004年の『アルティメット』という作品が基になっていて、そこでもダヴィッド・ベルは同じ役で出演しています。今回、彼は歳を重ねているわけですが、もう一度、まさしくダヴィッド・ベルだ!という動きが見られた。

やっぱりかっこいいんですよ。今のパルクールは洗練された方向にいきつつあるんですけど、彼の場合は獣のような強さのあるパルクール。一朝一夕でできる動きではなくて、あの動きはダヴィッド・ベルにしかできないので、とにかく観て欲しいです。

――ZENさん自身の今後の野望を教えてください。

ZEN:世界一になりたいです。毎年、パルクールの世界大会があります。パルクールはトレーニングがメインで、大会はイベントみたいなものですが、でも日本人が通用するんだということを僕が体現したい。そうすれば身体的に日本人じゃ難しいと思っている人にも希望を持ってもらえる。可能性を捨てて欲しくないので、まずは世界一のタイトルを欲しいですね。

――女子SPA!読者に向けてメッセージをお願いします。

ZEN: 僕の動きや映画を観て、人間ってこんな動きができるんだとか、こんなに飛べるんだ、強くなれるんだと感じ取ってもらいたい。そこから、自分にあてはめてもらって、パルクールに限らずに、自分の持っている可能性を信じてもらえたら。とにかく観る前と後とで何か変わってもらえたら嬉しいです。

<TEXT・PHOTO/望月ふみ>

『フルスロットル』は全国公開中
配給:アスミック・エース
(C)2013 EUROPACORP - BRICK MANSIONS PRODUCTIONS INC.

オフィシャルサイト http://0-g.asmik-ace.co.jp