10日放送、TBS「水曜日のダウンタウン」では相撲やサッカー、テニスをはじめとした聞けば驚くスポーツ競技の不可解なルールを紹介した。

番組の冒頭、「“まわしが取れたら負け”以上に不可解なスポーツのルールはないんじゃないか説」を掲げたオードリー・春日俊彰は「まわしが取れたら負けなんておかしくないですか?」と切り出すと、過去に2度起こっている「不浄負け」を紹介した。

だが、「マゲが結えなくなったら引退」というルールについては嘘と話した春日。「関取の中ではエクステをつけたり」と言うと、番組ゲストの琴欧洲勝紀は「いますね。髪の毛薄かったら。人間って真ん中ははげるけど横からははげないので横からちょんまげを持ってきたり、付け毛をつけて大銀杏を広げます」と補足した。

続いて紹介された不可解なルールは、レスリングの「試合中に常に白いハンカチを携帯しなければならない」というものだ。

試合中はシングレット(コスチューム)の中に入れ、ハンカチを忘れると失格になるほどの厳しいルールだが、これは試合中に流血した場合、すぐ血を拭けるようにというマナーからきているものだという。

また、ラグビーでは同点で終わり、(第1に)トライ数、(第2に)ゴール数でも同じだった場合、勝敗は抽選に委ねられる。2010年に行われたラグビー日本選手権=サントリー×NEC戦では両チームのキャプテンだけが会議室に呼ばれ、抽選が行われている(勝ったほうのキャプテンが大喜びしながら部屋から出てくる)。

サッカーでも驚くべきルールがある。2005年イギリスのノーサンプトン州リーグでの試合だ。主審のアンディー・ウェイン審判員は後半開始直後に選手から抗議に受けると、これに腹を立て選手に笛を投げつけ暴言を吐くや、なんと自分にレッドカードを出したという(自ら退場、没収試合に)。

その他にも、剣道は二刀流でもOK(1992年に解禁されたため、使い手が少ない)。フィギュアスケートでは演技中に脇毛や胸毛を見せてはいけない。テニスのウィンブルドン大会ではユニフォームから下着まで選手は白で統一するといった決まりを紹介。出演者は驚きっ放しだった。