キャプテンマークは突然に…U-21代表MF大島「ポンと渡された」

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[9.10 トレーニングマッチ U-21日本代表0-0全日本大学選抜]

 背番号7を背負うMF大島僚太(川崎F)の左腕にはキャプテンマークが巻かれていた――。

 8月21日に行われたアジア大会に臨むU-21代表のメンバー発表会見で手倉森誠監督が「キャプテンは決まっていない」と語るだけでなく、9月8日の国内最終合宿1日目の練習後にもキャプテンは誰になるか伝えていないことを匂わせており、この日の練習試合で誰がキャプテンマークを巻くか注目されていた。

 大島にキャプテンを任せた意図を、「この世代で一番上だし、Jリーグも一番経験している。物静かな男だけど国際大会に出れば、この世代を引っ張ってもらいたい気持ちでいます」と話した。さらに「これからキャプテンを任せようとしたとき、人間的に一回りも二回りも成長してもらわないと。それはA代表にもつながると思う」と期待を込めてキャプテンマークを預けたことを明かしている。

 チームメイトも誰がキャプテンを務めるかは知らされていなかったようで、MF喜田拓也は「ロッカーに戻ったらキャプテンマークを渡されていたので、『あっ、大島君なんだ』と思いました」と笑って答えた。だが、「あまりガーガー言うタイプではないですけど、存在で引っ張ってくれると思いますし、これから良い味を出してくれると思いますよ」と大島への信頼を示した。

 当の大島はと言うと、「自分も特に何も言われていなくて、(キャプテンマークを)ポンと渡された感じです。今までキャプテンをやったことがないので…」と不安気な表情も見せたが、「話し合いが試合中にあまりやれていないので、それを試合の中でできるようにできればいいですね。チームをうまく変えられたらいい」と語り、チームの先頭に立つ覚悟を決めた。

(取材・文 折戸岳彦)