消費税が8%になって5カ月あまり。増税前に見られた日用品の買いだめも一巡し、増税前と変わらぬ日常が訪れている。が、そろそろ気づいた方も多いのではないだろうか。実は増税分の3%が、じわじわと家計やお小遣いを圧迫していることを。たかが3%、されど3%。小さな出費だが、重なると思わぬダメージにつながる。

 なかでも、忙しいビジネスウーマンの大敵が「チリツモ」出費。例えば、銀行ATMの利用手数料。最近は、コンビニATMの普及で24時間お金を下ろすことができるが、あるコンビニで都市銀行Aの口座からお金をおろすと、平日の8:45から18時は108円、それ以外の時間帯は216円もかかる。ビジネスウーマンの利用頻度の高い平日夜や土日は手数料が高く、かといって平日の昼間に銀行なんてなかなか行けないし……。そんな人の選択肢になるのがデビットカードだ。

 デビットカードとは、店舗で買物をすると、代金が自分の預金口座から即座に引き落とされるサービスだ。カードは預金口座をもつ金融機関が発行し、カードの提示で買物ができる。現金のように気軽に使えるが、口座とはオンラインで連動しているので、残高以上に使ってしまうことはない。口座さえ持っていれば、審査もない。現金を持ち歩く必要がないため、高額な支払時も安心だ。どれだけお金を使ったかを把握しやすいため、家計管理にも便利。金融機関や年間利用額によっては年会費がかかるケースもあるが、そのつどATM利用手数料を気にしなくてもよい。現金とカードのいいとこ取りといったところか。

 実はデビットカードの歴史は古く、日本でサービスが始まったのは15年も前のこと。VISAデビットカードは世界200以上の国と地域のVISA加盟店で使えるほか、ATMで自分の口座から現地通貨を引き出すこともできるので、突然の海外出張時もあわてないで済む。支払い後にカードが利用されたことを知らせるメールが届くなど、セキュリティ面にも配慮している。

 現在はスルガ銀行、楽天銀行などでカードを発行、2013年にはメガバンク初となる三菱東京UFJ銀行のカードも加わり、現在9行が発行している。チリツモ消費と決別したいビジネスウーマンの注目を集めそうだ。