Appleが新製品発表会で「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」「Apple Watch」が発表され、世界中で話題になっています。実機の販売は始まっていないため、詳細情報がわかりにくいところですが、AppleがiPhone 6とiPhone 6 Plusの性能を一挙に解説する公式ムービーを公開しています。

Title: Apple - Introducing iPhone 6 and iPhone 6 Plus - YouTube

◆デザイン

iPhone 6」の3Dモデリングが登場。カメラ周りが黒いラインで縁取られています。



横から見てみるとかなりスリムなボディで、幅はたったの6.9mm。電源ボタンはサイドのSIMスロット上部に移動。



前から。ディスプレイは4インチのiPhone 5sより大きくなって4.7インチに。解像度326ppiの1334×750のRetina HDディスプレイを採用しています。カバーガラスが取り付けられており、耐指紋性撥油コーティングが施されています。



左サイドのボタン配列は今までと同様。



裏側から。酸化皮膜処理されたアルミニウムボディです。iPhone 6はどの場所でも指が届くように設計されているとのこと。



そしてさらに大きな「iPhone 6 Plus」。



並べて見るとこんな感じ。



1920×1080の5.5インチRetina HDディスプレイで、解像度は401ppi。



◆ハードウェア

ディスプレイは全てのスマートフォンにとって重要な要素。



広い視野角によって写真はもちろんのこと、高解像度のためテキストまでとても見やすくなりました。



ディスプレイの内部



大量の微細なピクセルによって……



アプリのグラフィックも美しくなっています。



従来のA7チップよりさらに高いパフォーマンスを誇るA8チップを搭載。



パワフルなデスクトップ級の64bitチップで、初代iPhoneから比べるとCPUパフォーマンスは50倍、GPUパフォーマンス84倍となっています。電源効率にも優れています。



GarageBandのアプリもまるでデスクトップ版のような使い心地。



つまみをグリグリいじるなど、細かい操作も可能になっています。



M8モーションコプロセッサが搭載されているため、加速度センサー・コンパス・ジャイロスコープ・新しい気圧計によって……



A8チップの負担を軽減させながらも、歩数や移動距離、高度の変化さえも測定可能。



新しく追加された「Health」アプリを有効に利用することができます。



◆カメラ

iPhoneで楽しそうに写真を撮影。



iPhone 6/6 Plusからはカメラが大幅に進化しており、新しいiSightは顔検出・露出コントロール・自動手ぶれ補正・光学式手ぶれ補正・写真アプリケーション・パノラマ機能などを搭載。



とてもきれいな写真が撮れました。



露出コントロールを使えば……



何気ないひとときを映画のワンシーンのように切り取ることができます。



カメラは状況に合わせて上下左右に動いて微調整を行います。



2枚の短時間露光と1枚の長時間露光を合わせた写真が撮影可能。





1080p、60fpsのHDビデオ撮影が可能なビデオカメラの機能も優秀。動く被写体はもちろんのこと……



カメラを動かしてもオートフォーカスでしっかりとピントを合わせてくれます。



映画レベルの手ブレ防止機能が備わっているため、撮影者・被写体が両方動いていても問題なし。



240fps、720pのスローモーション撮影も可能。







タイムラプスビデオは被写体にカメラを向けるだけで何時間でも撮影できます。







◆Apple Pay

新たに搭載されたApple Pay。



保存しているクレジットカード情報にTouch IDでアクセスできます。



NFCチップを内蔵しているため、対応のVISAカードリーダーにiPhone 6/6 Plusを掲げて……



ホームボタンを長押しすれば、指紋を認証して決済が簡単に行えるというわけです。VISA、MasterCard、アメリカン・エキスプレス、デビットカードに対応しているとのこと。



また、ウェブサイトから買い物する時も……



Apple Payボタンをクリックすれば、保存している支払い情報を使って宛先住所まで発送することが可能。なお、Apple Payはアメリカで2014年10月から利用開始されます。



◆LTE

男性がiPhone 6をいじりながらエレベーターに乗っていきました。iPhone 6/6 Plusは、最大150Mbpsの高速LTEを採用しています。



アプリのダウンロードも高速なので、エレベーターに乗っている間に終わってしまいます。



ダウンロード中に電話を使っても問題ありません。



なお、iPhone 6とiPhone 6 Plusがどのようなシームレスなデザインなのかがよく分かる3Dレンダリングムービーも公開されています。

Apple - iPhone 6 and iPhone 6 Plus - Seamless - YouTube