新戦力VS守備陣!アギーレJAPAN第2戦は武藤・柴崎が代表初ゴールを挙げるも守備陣の厚い壁を破れずドローの巻。
アギーレ監督、それはミスじゃないですよ!

アギーレJAPANの初陣が終わりました。ウルグアイを相手に0-2の敗戦、ベネズエラを相手に2-2の引き分けという結果そのものはいいでしょう。決して気持ちいいものではありませんが、アジアカップまでは結果は問わない約束です。仮に監督が武田であっても……まぁ武田なら2連勝でも3連勝でも生きているかぎり解任論が噴出するのでしょうが、この1試合2試合の結果をとやかく言っても仕方ありません。まずはアギーレ監督に、先入観ない目で日本サッカーを見てもらうことが大事です。

しかし、あまりに先入観がないと見落としてしまうこともあります。それは守備の「ミス」について。アギーレ監督は初戦、2戦目とも「守備のミスで負けた」とコメントをしていました。そして「親善試合でこういうミスが起こって喜んでいる」「アジアカップでこういうことが起きないことを期待している」とも。なるほど、第三者的にはそう見えるのでしょう。本番でこういうことが起きる前に、ヒヤリハットできてよかったねと。

ですが、ここは老婆心であえて言いたい。「あれはいつものことなのであります」「ミスというかお約束なのであります」「そこまで織り込み済みにしてもらった上で勝ちたいのであります」と。目の前の相手にボールを渡す。手に当てたボールを逸らしてゴールに入れる。いらんところでスライディングに行ってPKを与える。これはしょっちゅう見てきた日本のお家芸。もはやミスと呼ぶにはふさわしくない、想定内のプレーです。

それは「ある」のです。あるんだけど、それを防ぎたい。あるんだけど、それ以上に点を取って勝ちたい。そういうチーム作りをぜひお願いしたい。特にベネズエラ戦の2失点などは「あ、ワールドカップで今野がやったヤツだ!」「あ、ワールドカップで川島がやったヤツだ!」「また川島じゃねぇか!」と8割方のファンは思ったはず。ワールドカップで起きることがアジアカップで起きないわけがないのです。

「ミスはいかんぞぉ」なんて思っているようでは時間の無駄。直らないことを前提に、ことが起きても深手を負わない仕組みを構築していかなくては。例えば、川島の後ろにアンカーを置いてみるなど、大胆な発想で日本サッカーの弱点を解決していってほしいものですね。

ということで、新戦力が挙げた2得点をキッチリ打ち消した守備陣の奮闘について、9日のテレビ朝日中継による「日本VSベネズエラ戦」からチェックしていきましょう。


◆新戦力よ!俺たちはそう簡単にお前らをヒーローになどさせないぞ!


試合当日、JR線で起きた事故の影響で、日産スタジアムへの主要なアクセス経路となる横浜線は大変な混雑ぶり。菊名駅ではホームに入れない人が駅の外に列をなし、押し寿司のように車両に詰め込まれていました。そして集った64007人の大観衆。さらにスタンドにはキングカズ、中村俊輔さんなど日本のレジェンドたちも集結します。アギーレ監督も、改めて期待の大きさに武者震いしているに違いありません。

この日は初戦とは先発メンバーを5人入れ替えて臨みます。3トップの中央に大迫、左に柿谷。センターハーフにはこれが日本代表戦初出場となる柴崎、DFラインには水本、酒井高を入れてきます。不慣れではあるものの、頑張れば出来そうなポジションに各選手が入ってきました。勝利への意欲、感じます。

そして始まった試合。攻撃ではキックオフ直後に本田△が鋭いミドルを放てば、守備にまわっては柴崎が相手を引きずり倒して止める。序盤から激しさを見せる日本代表の面々。前半12分には相手CKのカウンターからポンポンと簡単につないで一気にゴール前へ迫る場面も。解説の松木安太郎氏も、新生日本代表の躍動に興奮したか「うるさくてすみません」と謝る場面も。「え、今さら!?」と我が家の茶の間も新鮮な驚きを覚えます。

一方ベネズエラも回数こそ少ないものの、攻撃に回った際には鋭いミドルシュートなどで日本ゴールを脅かします。また、セットプレーではペナルティエリア内でウェーブの動き…というか大きく円を描くように動いてマークを外すなどの小技も。前半29分には、細貝のパスミスをかっさらいあわや先制点という場面も作ります。ここは川島が足一本で防ぎますが、さすが南米で揉まれた猛者といったところでしょうか。

しかし、日本もじょじょに攻撃の体裁を成し始めます。ウィングとセンターハーフがポジションを入れ替えながら、本田△が内側に切れ込んだところを空いたスペースに細貝が飛び出すといった形も。結局前半は0-0で終わるものの、前半38分には柴崎前向く⇒大迫くさび⇒落として森重⇒柿谷へスルーパスという流れでゴールキーパーと1対1の場面も作ります。後半へ向けての期待感高まる戦いぶり。

↓心なしか日本代表の表情もキリッと引き締まった感じに!

実況:「さて、前半試合をお伝えしている中で」
実況:「水本選手を紹介したときに」
実況:「誤って酒井高徳選手の顔写真が出てしまいました」
実況:「大変失礼しました」

※酒井高徳選手、すみませんでした!僕からも謝罪します!

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迎えた後半戦。アギーレ監督は動きます。後半頭から大迫に代えて岡崎、柿谷に代えて武藤を投入。新戦力の躍動が見たいという想いで、場内からも武藤への大きな歓声が起きます。その期待に応えてこそ、日本代表。後半6分、武藤は相手陣内でこぼれ球を拾うと、ハーフライン付近からドリブル突進。ファウルで止めようとする相手を振り払うと、そのまま左足シュート。これがネットに突き刺さり、日本代表先制!

↓新戦力躍動!アギーレJAPAN初勝利待ったなしや!



吉田麻也も武藤を抱え上げて祝福!

明日の1面は「初ゴール武藤 初勝利アギーレJAPAN」で決定だ!

しかし、そうは問屋が卸さない。日本代表は新戦力を簡単にヒーローになどさせない。先輩たちは代表の厳しさを身体で示します。日本の攻撃から相手がクリアをした場面。そこに飛び出した日本の水本はクリアボールを拾うと、すぐ横にいる相手選手にパス。すると水本が空けたスペースにベネズエラ代表・ゲラはドリブルで突進。これはイカン!と水本が再び追いすがり、水本がペナルティエリア内でスライディング敢行!

↓これがPKとなり日本はすぐさま同点に追いつかれる!



オシム、岡田、ザック、アギーレ、歴代の将に招かれ、2〜3試合で代表を去ってきた男が本領発揮だ!

アギーレ監督もビンタせざるを得ない歴戦の猛者の風格!

新戦力を簡単にヒーローになどさせぬ!

↓改めて見ると紹介文がジワジワくる感じ!

紹介文:「1対1に無類の強さを発揮するディフェンダー」
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この紹介テロップ間違い探しみたいになってるじゃねぇかwww

国籍と名前しか合ってないwwwww

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もはや戦いの構図は新戦力VS守備陣へ。期待感を背負い、新たに自分の立場を確立しようとする新戦力と、そうはさせじと立ちはだかる守備陣。もし勝てば「ヨシこの形だ」とアギーレ監督が手応えを覚えてしまうかもしれません。STOP・ザ・新戦力はチームの合言葉なのです。

迎えた後半21分、新戦力軍はこぼれ球を武藤⇒柴崎⇒武藤とつないでカウンターのチャンス。ここで柴崎は起点を作ったあとに逆サイドへとワイドに疾走。大外からフリーで相手エリア内に突入すると、岡崎があげたクロスにボレーで合わせ初出場弾!再び日本が勝ち越しに成功します。

↓新戦力躍動!アギーレJAPAN初勝利やっぱり待ったなしや!


本田△・岡崎も柴崎を抱き締めて祝福!

明日の1面は「初ゴール柴崎 初勝利アギーレJAPAN」で決定だ!

どうだ。見たか。守備陣よ。これが新時代のJAPANだ。あくまでも攻撃的に攻めて勝つのだ。だって、どうせ守り切れないだろ?という強烈なメッセージ。新戦力軍の活動に刺激を受けたか、岡崎が、本田△が、追撃を狙って奮闘。後半25分には本田△がポストを叩くFKで、守備陣をあと一歩まで追い詰めます。だが、取引拒否・出入禁止・営業休止レベルで守備陣問屋は卸してくれず…

↓後半25分、GK川島が真っ直ぐ飛んできたボールを手で自軍ゴールに叩き入れ、再び新戦力軍の勝利を帳消しに!


真っ直ぐ飛んできたボール

本人曰く「前に落とそうと思った」

手で叩き落としにいく

手に当たる

後ろに弾く

ボールがゴールに吸い込まれる

頭抱える

土下座

首ひねる

首ひねる

首ひねる

首ひねりたいのはアギーレ監督だろうなwww

コッチはもう慣れたけどwww

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どうしても勝ちたい。アギーレ監督は手を打ちつづけます。後半30分には細貝に代えて田中を投入。攻撃的な選手の投入で、再びの勝ち越しを狙います。「これはテストだ」「呼んだ選手全員を使いたい」などという意気込みは、勝利を目指す本能の前ではもはや何の意味も持ちません。ただひたすらに勝ちに行く。ベンチには2戦で出場機会のない松原健(マツケン)、扇原貴宏(タカ)、西川周作(シュー)、林彰宏(アキ)が座っていますが座っていてもらうしかない。マツケンには座っていてもらうしかない。勝利のために!

↓しかし、結局試合はそのまま2-2で終了!

新戦力ぇ…………。

初勝利ぇ…………。

「勝つ」とはどれほど難しいことか。日本の守備陣が放った「難しいだろ?」というメッセージ。これを新戦力諸氏には重く受け止めていただき、今後もより一層の精進を期待したいもの。このメッセージを4年くらい受け止め続けると、最終的に「相手より多く点を取るしかない!」「2点取られても3点取って勝つ!」「夢に向かって突撃!」という気分になってきますから。アギーレ監督にも、その辺を踏まえたチーム作り、お願いしたいものですね。

次の次がブラジル戦なので、次のジャマイカ戦で一回勝っておきましょう!