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日本気象協会が運営する天気予報専門サイト「tenki.jp」はこのほど、台風の定義や呼び方、発生している数などの「知っているようで知らない台風の基礎定義」について解説した。

今の時期、天気予報などでよく耳にする言葉である台風だが、そもそも「台風」とは何を指すのだろうか。実は台風は「風速が強い熱帯低気圧のこと」だという。

熱帯低気圧は、熱帯の海上で生まれた低気圧のことだが、その中で最大風速(10分間平均)が およそ17m/s以上のものを日本では「台風」と呼んでいる。日本の台風の定義とは異なるが、国際的な取り決めによって、最大風速(1分間平均)が33m/s以上のものは「タイフーン」と呼ばれている。

また、台風という言葉の後に付いている「○号」という号数だが、これはその年の1月1日以降に発生した台風の順番を指している。初めて発生した台風がその年の台風第1号で、「22号」となれば22番目に発生した台風のこと。1年間に平均に発生する台風の数は26個で、そのうち平均3個が日本に上陸している。上陸しなくても平均で約11個の台風が日本から300km以内に接近している。

ニュースでは、強い風雨を伴う自然現象を「台風」という言葉ではなく、「ハリケーン」「サイクロン」と呼んでいる場合がある。「台風とどう違うの? 」と思うこともあるだろうが、これらはすべて強い勢力をもった熱帯低気圧のことで、存在する場所によって名前が変わるという。

例えば、太平洋(赤道より北)・大西洋で発生した強い(最大風速33m/s以上)勢力をもった台風が東経180度より東に進んだ場合は「ハリケーン」となる。「サイクロン」は、インド洋・南太平洋上で発生した台風(最大風速17m/s以上)のこと。東アジア周辺の太平洋および南シナ海(赤道より北)で発生した熱帯低気圧が、東経180度より西に進んだ場合は「台風・タイフーン」と呼ばれる。

(フォルサ)